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使用済み手帳を集める男…その正体とは?

[2017年01月11日]

2014年から他人の手帳を集め始めた志良堂正史さん

スケジュール以外にも、その日に起きた出来事や自分の今の心境などを覚え書き程度に手軽に書き留められる「手帳」。今、そんな他人の手帳を集めている“使用済み手帳コレクター”がいるのをご存知だろうか。

その人物は、志良堂正史(しらどう・まさふみ)さん。普段はプログラマーとして働いているが、「手帳展」としてアートギャラリー「Picaresque(ピカレスク)」(渋谷区)で収集した手帳の一部を公開しているのだ。

実際に女性のモノと思われる一冊を見てみると…、

「お尻の腫れ物に××が…」「下着を差し入れる」「エロ本に目覚めた」

確かにこれは面白い(笑)。手帳を開くといきなり意味不明な言葉だ。この一文の裏では、一体どんなことが起きているのか、想像するとますます楽しくなってくる。

「最近のおすすめは、社会人になったばかりの人の日記。就職活動に奮闘する意識が高い時期から、就職して同僚とかを見て焦るところなど、社会に押しつぶされていくまでの過程が書かれ、最後はどうしようみたいなところで終わっていて、完璧なストーリーになっているんですよ」(志良堂さん)

今回の展示では、社会人になったばかりの女性や小学生ながらに「ドグラ・マグラ」の本を読んだ子供、詩人、芸人を目指している人(?)等、年齢や職業を問わず、様々な持ち主の手帳が約300冊も並ぶ。

「他にも、同じ人が大学生になって書いていくことが変わったり、小学生のストレートな興味をぶつけている感じ等、人の変遷やそれぞれの個性が見て取れるんです」

もちろん誰に見せるわけでもなく自分のために書き綴る手帳。だからこそ、持ち主ならではの細やかな感情や思考がそこに書き残されているわけだ。

「僕は自分自身への探求とか内省とかがガシガシ書かれている手帳が好きですね。人って学生の時は、ある意味、みんな同じようなことをやってるけど、年をとるに従って、考え方とかどんどん枝分かれして、その広がる様が面白いなと思うんですよね」

そう語る志良堂さんは、実際に見知らぬ人にインタビューしたりもしていたそう。しかし、なぜ手帳なのか? そのきっかけは…。


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