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カリビアンコムに無修正動画を配信して逮捕。「海外サーバーなら合法」説はもはや通用しない?

[2017年02月01日]

ただ、過去にはそこを突き崩そうと警察が“本丸”に踏み込んだ事例もある。

2015年、ターゲットになったのは『FC2』だ。運営会社は米国・ラスベガスにあったが、そこを隠れ蓑に大阪市のネット会社が実質的な運営を担っている実態をキャッチ。京都府警主体による同社への家宅捜索では収支データや2600万人分の会員データを押収し、経営幹部を逮捕した。

ところが、証拠不十分で容疑者は釈放。その後も公然わいせつ罪、わいせつ電磁的記録媒体陳列罪、著作権法違反といった容疑で再逮捕、再々逮捕に踏み切るも起訴・有罪には至らなかった。

「これまで警察はムキになって大手無修正サイトの大元を叩き潰すことを目指していましたが、ことごとく“国境の壁”に跳ね返され、失敗に終わっていました」(荒井氏、以下同)

そこで、警察は狙いを変えたのだという。

「運営会社に手が出せないなら、その供給源を根絶やしにしてしまえと。相手が根を上げるまで無修正サイトにコンテンツを提供する制作会社や個人をひとつひとつ潰していくという作戦。いわば、警察は“兵糧攻め”によって本丸を崩そうとしているのです」(荒井氏)

兵糧攻め=制作会社の摘発に本腰を入れ始めたのが2015年。その年の11月に最高裁がある判例を出したことが契機となった。

「それまで日本の制作会社が無修正動画を撮影し、それを海外のサーバーに送信・アップロードする行為を違法(わいせつ動画の頒布・陳列罪)とする判例がありませんでした。詳しく説明すると、『海外サーバーから配信している無修正動画だから違法ではない』こと、それをダウンロードし、閲覧するのはユーザーの意思によるもので『制作会社は海外サーバーに動画をアップロードしただけだから違法ではない』という理屈を覆すだけの材料がなく、警察からすれば。そこに手を出しづらい状況が続いていたんです。

これが2015年の判例によって大きく変わりました。簡単にいえば、『ユーザーが無修正動画をダウンロードする行為自体は日本で行なわれているので、海外サイトで販売することを目的に動画を撮影・編集する行為は日本の刑法で裁ける』と認めたのがこの判例。これにより、警察が制作会社を摘発できる道が開けました」

つまり、今回のピエロの摘発は序章に過ぎないというワケだ。

「今後、違法な制作会社の摘発は加速度的に進んでいくでしょう。兵糧攻めに転じた警察による“エロサイト狩り”は、間もなく本格局面を迎えるはずです」

★後編⇒摘発逃れで国境を渡る制作会社が続出…女優まで逮捕され追い詰められた無修正動画サイト

(取材・文/週プレNEWS編集部)


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