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『安倍でもわかる政治思想入門』著者が語る、病んだ日本に必要な本当の「保守」とは?

[2017年02月02日]

著書『安倍でもわかる政治思想入門』で、エドマンド・バークら先人たちの言葉を引用しながら、安倍首相の矛盾を突きまくった適菜収氏

『安倍でもわかる政治思想入門』(KKベストセラーズ)を読めば、安倍首相の発する言葉がいかにデタラメで、政権支持率60%を超える現代社会はいかに危機的状況なのか、痛感するだろう。

多くの日本人は安倍首相個人を「保守主義者」と見ているが、著者の適菜収(てきな・おさむ)氏に言わせれば、彼は「花畑系反日グローバリスト」となる。刺激的なタイトルと共に注目を集めている本書について、適菜氏を直撃した!

***

─『安倍でもわかる政治思想入門』というタイトルですが、まず驚かされるのが「安倍首相がいかに嘘つきか!」という点。丹念に過去の発言を調べ上げ、中には同じ日の内に真逆のことを言っている例まで挙げられています。

適菜 安倍首相はその場その場の都合で言葉をごまかしているので、後から見ると矛盾がわかるのですね。

最近の例を挙げれば、昨年の12月13日に沖縄でオスプレイが大破しましたが、米海軍安全センターが事故の規模を最大の「クラスA」に分類し、米軍の準機関紙『星条旗新聞』でも「crushed」(墜落)という単語が使われているにもかかわらず、政府は「不時着」として処理しようとしました。今年に入って、再び米軍ヘリが不時着する事態がありましたが、こちらは大破しなかった。言葉をごまかしていると矛盾が生じるわけです。

安倍首相の場合、政治や歴史がどうこう以前に義務教育レベルの基礎知識が欠如しています。先日も国会で「云々」を「でんでん」と読んで話題になりましたが、あの人はきちんと箸も持てないし、挨拶とかもきちんとできない。結局、大人になれなかったのだと思います。

─安倍首相の発言で、特にヒドいものを挙げるとしたら?

適菜 2016年5月16日の「私は立法府の長」でしょうか。これは「言葉のごまかし」以前の問題です。義務教育で習うことですが、立法府の長は形式的には衆議院と参議院の議長であり、総理大臣は行政府の長です。この発言は議事録で勝手に修正されていますが、要するに、安倍は自分の権限も仕事の内容もわからずに総理大臣をやっていたということです。これは驚くべきことですよ。


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