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「“キンケシ”がなぜあの両腕を開いたポーズなのか…」伝説の原型師Ⅱ世が原作者と初対面で明かす制作秘話

[2017年02月06日]

当時のキンケシのガシャポン自販機を前に、童心に返って熱狂する嶋田先生

1980年代に日本のホビー界を席巻し、社会現象にまでなった「キンケシ」は驚くべきことにすべて、たったひとりの原型師により手掛けられたものだったという。

あれから30年以上もの月日が流れて現在、週プレNEWSの人気WEB連載として復活しているキン肉マン』新章の盛り上がりをさらに後押しするかのごとく「キンケシ」にも新シリーズが登場!

その原型・監修を手掛けるのは、なんとその伝説の原型師・廣田圭司(けいじ)氏のご子息・廣田敬厚(ひろあつ)氏! 「これは是非、直接話をしてみたい」とゆでたまごの原作担当・嶋田隆司先生が自ら氏を直撃、かくして夢の緊急対談がここに実現!

*  *

ゆでたまご・嶋田隆司先生(以下、嶋田) 実はお父さんには一度お会いしたことがあるんですが、今回そのお仕事を継いでいらっしゃるのが息子さんと聞いて、とても嬉しくて。是非お会いしたかったんですよ。

キンケシ職人・廣田敬厚氏(以下、廣田) 畏(おそ)れ多いですね。こういう仕事をしていても、原作者の先生とお話できる機会なんて、僕らも実はそんなにないことなんです。だから今日はめちゃくちゃ緊張して来ました。

嶋田 廣田さんは『キン肉マン』は読んでくれていたんですか。

廣田 はい、もちろん読んでました。最初のインパクトが強烈だったのをよく覚えています。ギャグもキレキレで、マンガの単行本も買って何度も読み返していました。

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嶋田 嬉しいですね。じゃあ、まだアニメになる前から?

廣田 まだキンケシも出ていなかった頃からの読者でした。だから、家で最初にキンケシの原型を見た時は衝撃でしたね。

嶋田 家でご覧になったんですか?

廣田 はい、当時は自宅に工房があって親父はそこで作業をしていたんです。そこには私も子供の頃からよく出入りしていまして、親父が造形したものや作業の様子をよく見てました。当初は怪獣や力士、スーパーカーのミニフィギュアの原型でしたね。

嶋田 はいはい、ありましたよね~。キンケシの前ですね。

廣田 そうです。その頃は、親父の手がけたものが商品としてたくさん出回っていて。

嶋田 じゃあ、お父さんがヒーローそのものみたいな存在だったんじゃないですか?

廣田 思い起こせばそうでしたね。友達がみんな集めてるモノの元が家から作られてるんだと思うと、内心ちょっと誇らしげでした。

嶋田 羨(うらや)ましがられたでしょ?

廣田 いや、でもその頃は原型師という仕事自体があまり広く知られていませんでしたし、私が子供だったのもあって、周りにはよく理解してもらえませんでしたね。

キンケシ ふたり嶋田先生アゲアゲ


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