週プレNEWS TOP 連載コラム "本"人襲撃 ネットでデマが拡大する“偽ニュース”の根源 「自己防衛術として情報【生産者】確認を!」

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ネットでデマが拡大する“偽ニュース”の根源 「自己防衛術として情報【生産者】確認を!」

[2017年02月14日]

「ゲリラ的な常識のまま社会に浸透したことで、既存の一般常識との衝突が起こっている。今こそネットというものがもっと大人にならなければ」と語る藤代裕之氏

通学や通勤途中はもちろん、ちょっとした空き時間に『Yahoo!ニュース』や『LINE NEWS』などを何げなく眺めている人は多いだろう。スマホ時代になって、ネットニュースはいっそう身近なものとなったが、その情報は時に不確かで、なかには「デマ」も少なくない。

では、このネット社会のなかで、いかにしてニュースと付き合っていくべきなのか? 近著『ネットメディア覇権戦争』で、その課題に取り組んだ法政大学准教授の藤代裕之氏に話を聞いた。

―本書でも触れられている『WELQ(ウェルク)』問題(DeNAが運営する健康・医療系まとめサイトに掲載された記事内容に誤りや無断転載が見つかった)は記憶に新しいところですが、ネット上の偽ニュースに対する風当たりが強くなってきました。

藤代 今年はiPhone誕生から10年になりますが、それ以前は、インターネットはパソコンで利用するもので、ネットニュースに触れる人のリテラシーは今より高かったと思います。

ところが、昨今はスマホが普及し、ネット上の慣習や一般常識を知らない人でも、気軽にネットを利用できるようになりました。そのためニュースにしても、Yahoo!でたまたま目にした情報や、SNSで流れてきた情報をそのままうのみにしてしまうユーザーが少なくない。たとえそれが不確かな内容であったとしても、真実として受け止められてしまい、デマが拡大する。偽ニュース問題の根源は、まずここにあります。

―有名企業のYahoo!が流すニュースとなれば、大抵の人はそれだけで信憑(しんぴょう)性を感じるということでしょうか?

藤代 はい、そして多くのユーザーは、そのニュースを発信したのがどこのメディアなのかという点にまでは、なかなか頭が回りません。しかし、ニュースメディアは大まかに、自ら記事を制作して発信するメディアと他社が発信する記事を流すだけのプラットフォームに分かれています。

Yahoo!は一部、自社でも記事制作を行なっていますが、基本的にはプラットフォームとしての役割が大きく、Yahoo!で目にしたからといっても記事の発信源は別にある可能性がある。つまり、なんらかのニュースについて「Yahoo!で見た」と言うのは、「本屋で見た」と言っているのと同じことです。

―ネットニュースは、その発信源がどこかということまでユーザーが気を配るべきだ、と?

藤代 そう思います。WELQ問題を見てもわかるように、ネット上にはとんでもないデマが普通に流れています。つまり、ニュースも野菜などと同様に、ちゃんと“産地”を確認しなければ、安心は得られないわけです。いわば、よくわからない食べ物を、知らず知らずのうちに口にしているような人が大勢いるのが現状なんです。


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