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パワーバランスに変化? 米露の核使用の可能性と「米中核戦争」恐怖のシナリオ

[2017年02月17日]

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米空軍のB-52戦闘機からのMOPの投下実験の写真(実戦で搭載される爆撃機はB-2のみとされる)

トランプ米大統領の就任で、米露両国の強権型リーダーが並び立った。彼らに共通するのは「力こそすべて」という思想、そして、その力を裏づけるための核戦力の増強を目論んでいることだ。

現状のパワーバランスを大きく変えかねない新兵器の開発と、核使用も辞さない“瀬戸際外交”が新たな恐怖の幕を開ける!

(前編記事⇒『トランプとプーチンが誘う、タブーなき「核兵器新時代」の全貌を解説』

■北朝鮮指導部を貫通核爆弾で爆殺?

ただし、こうした新兵器の開発競争以上に懸念されていることがある。それは、核の力を誇示するトランプやプーチンが、実際に核兵器の使用に踏み切るのではないか―というシナリオだ。

国際ジャーナリストの河合洋一郎氏は、大統領選でのトランプの発言に注目する。

「トランプは選挙期間中、『勝つアメリカを復活させるため、世界最高のネゴシエーターたちを投入する』と繰り返しました。これは、トランプ政権の外交交渉が“瀬戸際外交”になる可能性が高いことを意味します。トランプ自身は不動産業で培った交渉能力に自信を持っているのでしょうが、交渉とは、相手がタフならギリギリのブラフ(ハッタリ、威嚇)のぶつけ合いになるもの。そして外交交渉の失敗は、ヘタをすれば核戦争にまで発展しかねません。

それに加えて、アメリカの内部事情もあります。現在の米軍の核兵器システムは2020年代に耐用年数が切れ、更新が始まりますが、その費用はなんと30年で1兆ドル。この予算確保のために、昨今の“使えない核兵器”という印象を払拭(ふっしょく)したい軍や政権内のタカ派が、『どこかで一発使っておきたい』と考えても不思議ではありません

では、実際に核兵器を使うとなれば、その標的はどこになるのか?

トランプはイランの核開発を猛批判しているが、中東での核使用は石油戦争を引き起こす可能性があり、あまりにもハイリスク。となれば、最も「使いやすい」のは―そう、北朝鮮だ。

金正恩(キム・ジョンウン)政権は米本土を核攻撃できる大陸間弾道ミサイルの開発を急いでおり、これが完成すると、アメリカは厄介な“爆弾”を東アジアに抱えることになる。そのため、北朝鮮の背後にいる中国への牽制(けんせい)も含めて、「早めに潰しておこう」という判断が働く可能性は十分にあるのだ。

「米軍が北朝鮮を核攻撃するなら、使われるのは地中深くまで貫通する前述の核弾頭型バンカーバスターです。これを同時に複数撃ち込んで、地下司令部や隠蔽(いんぺい)された核関連施設を一気に破壊しつつ、あわよくば国家指導部の抹殺も狙うでしょう」

ただし、アメリカが“禁断の核兵器”を使用するなら、もちろんプーチンも黙ってはいないはずだ。前出の飯柴氏はこう語る。

トランプ大統領は国際社会の核の均衡を再構築したい。2大核保有国のもう一方であるロシアのプーチン大統領との今後の関係を考えれば、ロシアが戦術核を一発使用することも場合によっては“黙認”するのではないでしょうか」

ロシアが核を使用する場所は、シリア和平交渉の主導権を握るべく、同国内のIS(イスラム国)を含む反政府勢力支配地域を攻撃するというのがひとつの選択肢。あるいは、ウクライナの背後にいる欧州各国を黙らせるために、ウクライナ東部のドンバス地方での使用も考えられる。


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