いよいよJリーグ開幕! 今夏、Jリーグにやって来そうな大物とは?

いよいよJリーグが開幕。戦いの火ぶたが切られた。

『週刊プレイボーイ』11号(2月27日発売)では、今季の見どころをピックアップ! Jリーグでの戦いは、W杯最終予選の後半戦を控える日本代表に及ぼす影響も大。見逃し厳禁だ! まずは気になる大物外国人選手獲得の情報について!

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「確実」と目されながら、今冬のルーカス・ポドルスキ(ガラタサライ)の神戸入りは実現しなかった。

バイエルン・ミュンヘン、アーセナル、インテル・ミラノなどで活躍した元ドイツ代表FWを今季の開幕戦で見られなかったのは残念だが、どうやら移籍交渉は水面下で継続している模様。サッカー誌編集者のA氏が言う。

「トルコの地元紙が先日、すでに今夏の移籍で両クラブ間が合意したと報じました。それによると移籍金は約3億円、3年契約で年俸は6億円超とのこと。ここまで具体的な数字が出るということは、かなり確度の高い情報です」

今夏の神戸入りは、まず間違いない様子。神戸のみならず、日本中のサッカーファンが胸躍る朗報だが、2014年にはディエゴ・フォルランが鳴り物入りで来日しながら、C大阪の戦術に合わず、わずか1年半で退団した経緯がある。ポドルスキもその轍(てつ)を踏みはしないだろうか?

「彼は各国のビッグクラブでシュートに持ち込むまでの自分の型をいくつも身につけた、引き出しの多いストライカーです。しかも、神戸のネルシーニョ監督は対応力に長(た)けた指揮官だし、日本人選手のレベルも昨年あたりから充実しているので、短期間でポドルスキの良さを生かしたチームづくりができるでしょう」(A氏)

さらに、同じトルコでプレーするこんな大物が、夏にJ入りする噂もあるが…。

「広島がオランダ代表のロビン・ファン・ペルシ(フェネルバフチェ)獲得を狙っていると、トルコメディアが報じたのです。彼はアーセナルやマンチェスター・ユナイテッド在籍時にプレミアリーグの得点王に輝いていますから、ポドルスキよりさらに格上。ただ、フェネルバフチェ側の要求している移籍金が約8億円だというのです。これは、ビッグスポンサーのいない広島には到底、払えない額。

しかも、広島は様々なチームの約束事の中で選手が動くサッカーなので、ファン・ペルシといえども、シーズン途中に加入してすぐ広島のスタイルにフィットするとは考えづらい。今季のJ1を広島が制覇し、巨額の優勝賞金を得た上で来季開幕前に契約する、というシナリオでしか移籍は実現しそうもありません」(A氏)

欧州から復帰しそうな選手は?

一方で清武弘嗣(C大阪)のように、欧州で試合出場機会のない日本人選手が古巣へ復帰するパターンが増えそうだ。

「まず名前が挙がりそうなのは、宇佐美貴史(アウクスブルク)あたりですよね。もちろん、G大阪に戻ってくるのもひとつの選択ですが、最近の彼は少しずつではあるけれど、出場機会を与えられている。精神的成長の期待も込め、タフな環境下でもう少し頑張ってみるのもいいかも。

むしろ心配なのは香川真司(ドルトムント)のほうです。監督からの信頼を得られていない上、かつてのキレを失っている。いっそのことC大阪に復帰すれば、チームは一気に優勝を狙える選手層になり、彼自身も猛練習で鳴るユン・ジョンファン監督に鍛え直してもらえるので一挙両得。代表で再び輝きを取り戻すためにも、戻ってきてほしいですね」(A氏)

リーグ後半戦は、関西のクラブに豪華な顔ぶれがそろう!?

★『週刊プレイボーイ』11号(2月27日発売)「ワイド特集 リーグ開幕したってよ」では、この他にも「鹿島&浦和“2強”の意外なキーマン」「俊輔&大久保の活躍期待度」「韓国人GK急増のワケ」など、Jリーグの見どころを紹介!