週プレNEWS TOP ニュース エンタメ 北欧ミステリーの旗手、J・ネスボが来日「『ブッ飛んだTOKYO』を探してるんだけど、まだ出会えてない」

ニュース

北欧ミステリーの旗手、J・ネスボが来日「『ブッ飛んだTOKYO』を探してるんだけど、まだ出会えてない」

[2017年03月04日]

世界中でベストセラーとなっている『スノーマン』他で人気の作家、J・ネスポ

世界50ヵ国で3千万部を売り上げるノルウェーのベストセラー作家、ジョー・ネスボ氏。オスロ警察の敏腕捜査官ハリー・ホーレのシリーズは今年4月で11作までの刊行となり、その描写力はブームを呼ぶ人気の北欧ミステリ界随一との評価も高い。

それを決定づけたシリーズ5作目にあたる『悪魔の星』日本刊行を記念し、待望の来日が実現! 暗い情念にまみれた猟奇殺人や暴力を描く作風に加え、イカツイ表情で通る本人の風貌に怯えつつ…インタビューに臨むと、そこにはアメカジに身を包んだ笑顔のナイスガイが!

初のロングステイとなる日本滞在にさすが好奇心旺盛、周囲のスタッフが逆インタビューされつつ、人気シリーズの作品テーマにまつわる背景から執筆スタイルまで独占直撃!

* * *

―日本にいらっしゃるのは初めてですか?

ネスボ 1度、18時間だけ来たことがあるんだ。今回は2度目だよ。

―今回、日本で『悪魔の星』が出版されました。そのハリー・ホーレ警部のシリーズは、世界50ヵ国で翻訳されているとか。そこまで世界的に受け入れられ、どんな気分ですか?

ネスボ それは単純に嬉しいよ。こうして日本にも来られたしね。実は何年も前に日本に来ようと計画を立てたことがあるんだ。雑誌の取材で、行くなら桜の時期がいいよねとかプランを立ててたんだけど、でも出発の2週間前にその出版社が潰れちゃってね(笑)。

準備した日本のガイドブックや資料は書棚にずっと置いてあって、もうちょっとで行けたけど結局叶わなかったって、眺めては思い出していた。で、僕の本が日本語に翻訳されることになった時、「よし、時が来た」と(笑)。それで今ここにいるってわけ。

―『悪魔の星』の作品中での日本的な要素では、ステレオタイプな写真を撮りまくる団体観光客しか出てきませんが、他にも何かご存知ですか?

ネスボ いや、それで全部なんだ(笑)。

―(笑)。では、今回の来日で何か見つけました?

ネスボ ああ、いくつかは。でも写真で見てきたような極端な「TOKYO」にはまだ出くわしていないんだ。つまり、他の国とは全く違う理解の範疇を超えたものっていう意味では。これは東京に限ったことじゃないけど、外国というものが30年前ほど刺激的ではなくなってきたよね。

―その刺激的というのは、何においてですか?

ネスボ 僕がまだ10代だった70年代には、それぞれの国には明らかに違う固有の文化があった。いろんな国を旅していると、匂い、聴こえてくる音楽、食べ物から衣服まで全部が違うんだ。コミュニケーションではすごく苦労したけど、でもそれが旅の醍醐味でもあったよね。いつもの場所から遠く離れた、ほとんどの人は英語を話さないっていう場所。

でも今は違う。何年か前にタクシーでウトウトしてふと目を開けた時、窓から見える町並みを見て、自分がどこの国にいるのかしばらくわからなかった。これが30年前だったらそこがヨーロッパかアルゼンチンかバンコクなのかは即座にわかっただろうけど。

―特に都会の景色はどの国も似てきているのかもしれません。

ネスボ 今はほとんどが西洋化されて同じチェーン店で埋め尽くされていて、みんな同じような洋服を着て、タクシーでは同じヒット曲が流れ、運転手も英語を上手に喋る。コミュニケーションも十分に取れるようになっていて、世界中で同じ映画を観て監督について語りあうことができる。本や音楽にも同じことが言えるよね。それはいいことの半面、残念ではあるな。

だからもちろん東京を楽しんではいるんだけど、ちょっと不完全燃焼な部分はあるんだ。来て48時間の間ずっと、いわゆる「ブッ飛んだTOKYO」を探してるんだけど、まだ出会えてないからね。見たことのないスゴい寿司とかあるハズなのに(笑)!

J・ネスポ0114


ジャンプ50周年展VRはこちら!

連載コラム

Column

連載コラムを見る

Back Number

  • Mar. 5th 2018 no.10
  • Feb. 26th 2O18 no.9
  • Feb. 19th 2O18 no.8
  • Feb.12th 2O18 no.7

 

Gravure Gallery

もっと見る

MOVIE Channel

【動画】鈴木友菜、グラビア界に天使現る。

もっと見る

新刊のお知らせ

  • 小宮有紗『Majestic』
  • 飯豊まりえ『NO GAZPACHO』
  • 『クルマプレイボーイ』
  • 『週プレ グラビアスペシャル増刊 NEW YEAR2018』
  • 『乃木坂46×週刊プレイボーイ2017』

 

プレイボーイコミックス

メルマガ会員&アンケート 2018年No.10