柴田亜美先生のプライベートサロンで先生の成功体験をもとにしたマッサージを体験!

デビュー漫画『南国少年パプワくん』のTVアニメ化で大ブレイクした、漫画家の柴田亜美先生が昨年末にプライベートサロン『ボディオートクチュールami』を開店! 

激太りからダイエットジプシーとなった自身の経験を経て、ついにたどり着いた成功体験をもとに、身体を根本から変えていくマッサージを施術する場だという。

49歳で“人生で史上最強ボディ”を手にした柴田先生のプライベートサロンで、週プレ編集部がその手技を実体験する!

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前編記事「その“勘違いボディメイク”遍歴とは…?」で、食事と筋トレで最高56kgから14kgの減量に成功したと教えてくれた柴田先生。ところが、その頃より現在のほうがナイスバディに。なぜなのか?

―食事で7kg痩せて筋トレに夢中になったことが、なぜナイスバディに直結しなかったんでしょう?

柴田 身体のバランスが悪いまま筋トレをしていたからです。マシンを使った筋トレを続けると重さを上げられるようになるから、パーソナルトレーナーはどんどん負荷を重くしていきますよね。ところが、気づいたら私の背中の筋肉は、左右つき方が違っていたんです。

左から42歳、46歳、49歳の柴田先生

―どういうことなんでしょう?

小林(『ボディオートクチュールami』のボディセラピスト) 元々の身体のバランスが悪いので、筋肉のつき方がアンバランスで片方だけ盛り上がってしまったんです。

柴田 そのことに気づいたのが、彼の施術を受けた昨年6月頃。食事と運動でダイエットをしてきた私に、マッサージの重要性を教えてくれたんですよね。身体を労(いたわ)らないといけないと。それに、昨今は健康寿命が短くなっているのに寿命だけ長くなってるでしょ? 身体が悪くなって長生きするのって…年齢的にも怖くなって。

だからこそ身体を任せるなら腕利きの人でなければ危ない、と。マッサージやエステ、トレーニングは受ける側も知識を持っていないといけないと心底思いましたね。

―だから先週の「正しい知識を広めたい」につながるんですね。

柴田 それも男性に広めたいなと思っているんです。女性は何かとメンテナンスしてますけど、男性は何もしないから身体が疲れている人が多いじゃないですか。特に漫画家(笑)。「そんなに腰痛が酷いのに何もしないの?」と思うんです。

長く仕事を続けるためにはメンテナンスをしないといけない。何もしないってことは、自分で自分が仕事をできる時間を短くしているんですよ。正しい知識をもって身体をメンテナンスする人が増えないと、将来日本人はヨボヨボ、寝たきりの人が多くなっちゃう!

漫画を辞めても悔いはない!

―男性は多少マッサージに行っても女性ほどじゃないですしね。

柴田 それに、腰痛でも実は原因が腰ではなく他にあったりもします。私の腰痛は腹直筋が原因だったんですが、正しい知識を持って経験を積んだ方から施術を受ければ本当の理由もわかります。身体を直せば歩き方が変わって、体幹が正しく使えて、全身が整うと老廃物がしっかりと流れます。目が開いて顔のバランスも整えて…正しいマッサージを受けると、イイ男になると思うんですよね。

―てことで、週プレバイトのムラタをモデルに連れて参りましたので、施術を体験させていただければ!

まずは、柴田先生自ら、訪れたお客の身体にまつわる悩みを聞く。ムラタの希望は「小顔になりたい」だが、睡眠時間や食事、仕事や普段している運動など日々の生活について聞かれていくほどに、貧血立ちくらみ等々、男性というよりも、なんだか女性的な悩みが浮き彫りに。また、彼が漫画家志望ということから「ギャグなら頭にコリがくるでしょ?」と、大先輩としての指摘までいただく。

施術はボディセラピスト・柔道整復師の小林雄祐さんが行なう。バランスも悪かったが体幹もしっかりしていないため猫背気味で、背もたれがない状態で座った姿勢をキープしにくそうだったムラタ。

背中や腰、骨盤まわりを小林さんが手技により整えていく。「初めは少しくすぐったくて、凝っている部分にくると程良い痛みを感じ『効いてるな~』と気持ち良くなりました」(ムラタ)と、バラエティ番組にありがちなマッサージの痛みで叫ぶなんてこともなく、気持ちよく終了した。

正しいマッサージを受けると、イイ男になる

施術後、「座りやすくなりました」とムラタ。猫背がなくなり、また前に出ていた肩が正しい位置に戻ったことで、無理なく姿勢を保つことができるようになった様子。

―今回は体験版でしたが、通常初回は120分でカウンセリングと食事付きなんですよね。食事はどんな内容なんでしょう?

柴田 メールなどで好みや疲れ具合を探りつつ、当日は施術の後にたんぱく質たっぷりでカロリーを抑えた食事を用意しています。お時間は50分ほどなので、体質改善のための食事や、健康的なボディになるためのストレッチや運動など日常生活についてアドバイスをしています。

―食事はどなたが作っているんでしょう?

柴田 私です。ローストビーフなどを焼いてお待ちしていますよ。

―え!? プライベートサロンとして先生がお出迎えして、ごはんも作って…なんて、漫画を描く時間が圧迫されていません?

柴田 今は付き合いで2冊ほど連載がありますけど…私、美容家になります。漫画を辞めても悔いはない! だから次会ったら、名刺が変わってると思いますよ(笑)。

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なんという衝撃の告白! 先生の本気度に圧倒されつつサロンを後にした取材班。施術前は「特に体の不調はない」と言っていたムラタは、この体験をきっかけに姿勢の悪さなどを意識するようになり、毎日の腹筋運動を始めるほどの変わりようだ。

このように、自身の体に無頓着な男性こそ、プロの施術を受けることで大きな効果が期待できそう。“プライベートサロン”なんて敷居が高そうなイメージもあるが、柴田先生とお話をしにいく…という気軽な気持ちで訪れてみては?

(取材・文/渡邉裕美 撮影/五十嵐和博)

■取材協力『ボディオートクチュールami』 http://ami.papuwa.com/漫画家・柴田亜美がオーナーを務めるプライベートサロン。日常生活で生じた身体の歪みを正しい状態に戻し、疲れにくく痩せやすい身体になるための施術を行なっている。完全予約制。「初回カウンセリングコース」120分2万円(税別)、「ボディメンテナンスコース」(2回目以降)70分1万円(税別)など

●柴田亜美1991年に『南国少年パプワくん』(エニックス)でプロ漫画家としてデビュー。アニメ化もした同作は大ヒットし、一躍時代を代表する漫画家のひとりに。現在は漫画家・美容家として活躍する。『女漫画家の極限美容』http://ameblo.jp/kyokugenbiyou/

●小林雄祐『ボディオートクチュールami』のボディセラピスト・柔道整復師。様々な格闘技を経験するも怪我のため引退し、柔道整復師へ。施術者として整骨院や芸能人やトップアスリートが通うフィットネスジムに勤務するなどのキャリアを持つ。