グラドル自画撮り部の(左から)鈴木咲、青山ひかる、倉持由香、菜乃花

鈴木ふみ奈が『週刊プレイボーイ』10号で週プレの表紙を初めて飾り、他媒体でもグラドルたちの登場回数が増えるなど、全体的に活気づき始めているグラビア業界。

今回、「グラドル自画撮り部」の幹部メンバーである菜乃花青山ひかる倉持由香鈴木咲が、不遇だった時代から今に至るまで、実情を赤裸々に語った。

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―生粋のグラドル、鈴木ふみ奈さんが前号の週プレの表紙を飾り、グラビア業界がちょっとザワつきました。表紙に「グラドルの時代が帰ってきた!!」というキャッチコピーが躍りましたが、皆さんの率直な感想は?

鈴木 ふみにゃん(鈴木ふみ奈)はオッパイが大きくて、スタイルもよくてっていうグラドルのアイコンみたいな存在。グラドル代表としてはすごくわかりやすかった。

倉持 ストロボで表紙撮影しているのが、黄金期だった頃のグラビアを彷彿(ほうふつ)とさせて、あの時代が帰ってきた~っていう感じがしてイイよね。正直、ちょっとうらやましかったです(笑)。

鈴木 私なんて、エロ本以外、グラビアで表紙を飾ったことないよ! まぁ、胸が小さいからグラビアでは使いづらいと思うんだけど……。

菜乃花 そんなことないよ、咲ちゃんは“オッパイない界”ではトップクラスだし!

鈴木 それ、慰めになってないから(笑)。でも、ふみにゃんからの流れで、巨乳→お尻→くびれ→脚っていう感じにトレンドが移り変わって、その世界の住人にもチャンスがもらえるようになったらいいな。

青山 あの表紙があったおかげで、グラドルたちの士気が上がった気がします。もしかしたら私も……って思えるようになったから。

菜乃花 私とあおみん(青山ひかる)がデビューしたのは4、5年くらい前なんですが、当時からAKB48さんが大活躍されていて、私たちはなかなか雑誌に出られなかった。

鈴木 当時の仕事といえば、○○争奪といった「サバイバル企画」ばかりだったよね。

倉持 今思い出しても、サバイバルは過酷でした。課金制のライブチャットや撮影会をやって、ファンの方に買ってもらうチェキに朝までサインを書いたりして。その売り上げで順位づけされるんですよ。しかも、それを半年くらい続けて、勝っても賞品は週刊誌のグラビア1ぺージ登場権みたいな。つらかったな~。

自腹で衣装を買ったら赤字に

青山 ファンの方にも申し訳ない気持ちになるんですよね。お金をたくさん使ってもらったのに、結果が出せないときとか。当時はサバイバル全盛で、ひとつの企画が終わっても、すぐ次のヤツが始まって。一年中、サバイバルしているコもいました。

倉持 その言葉だけ聞くと、ちょっとカッコいい。

鈴木 あの頃を考えると、今回のふみにゃんはなおさら、感慨深いよね。

倉持 そう、無課金で表紙を飾れたんだもん(笑)。

鈴木 サバイバル企画と並んで多かったのが、アイドル撮影会。楽しいんだけど、自腹で衣装を買ったりしていたから、結局赤字になっちゃうことも。

菜乃花 水着って普通に買ったら2万円くらいするよね。

鈴木 これまで衣装費だけでいくら使ったことか…。

★後編⇒自画撮り部が熱く語りあうグラビアの未来「これ以上、過激路線が進んでいったら…」

(取材・文/高篠友一 撮影/井上太郎)

グラドル自画撮り部部長・倉持の家にしょっちゅう集まるなど、プライベートでも仲良しの4人。終始トークは脱線気味

●菜乃花(なのか)1989年7月7日生まれ、広島県出身。○セカンド写真集『マジなの』(秋田書店)が4月20日(木)に発売予定。最新DVD『愛、菜乃花。』が発売中。MBSラジオ『オレたちゴチャ・まぜっ!』に出演中!

●青山ひかる1993年6月13日生まれ、長崎県出身。B95 W59 H90。○「sherbet」メンバー。最新DVD『いま、アイたくて・・』が発売中。3月17日(金)より公演の舞台『その錆びた冷たい鉄』に出演予定

●倉持由香(くらもち・ゆか)1991年11月6日生まれ、千葉県出身。○グラドル自画撮り部部長。3月16日(木)より公演の舞台『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~2017』に出演予定

●鈴木 咲(すずき・さき)1987年11月3日生まれ、愛知県出身。B78 W61 H88。○デジタル写真集『咲とあいづ』がネット書店などで発売中! 3月29日(水)より公演の舞台『サイレントメビウス』に出演予定