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トランプの側近、マイケル・フリンの辞任は「ウォーターゲート事件」の再来となるか?

[2017年03月21日]

トランプ大統領の側近、マイケル・フリンは“いわくつき”の人物だったと語るモーリー氏

『週刊プレイボーイ』本誌で「モーリー・ロバートソンの挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンがトランプ大統領の側近、マイケル・フリン国家安全保障問題担当大統領補佐官の辞任劇の争点について語る。

* * *

米ドナルド・トランプ大統領の“側近中の側近”のひとり、マイケル・フリン国家安全保障問題担当大統領補佐官の辞任劇が、政権の行く末に暗い影を落としています。

事の発端は昨年12月29日。ロシア政府が米大統領選にサイバー攻撃で介入していたとして、当時のオバマ政権が報復制裁措置を発動したのですが、なんとその同じ日に、フリンは駐米ロシア大使と接触し、「トランプ政権後の制裁解除」に関する“交渉”をしていたのです

当時はまだ“民間人”だったフリンが外交政策に関与することは、明らかに連邦法違反です。さらに、その事実をすぐ認めず、ペンス副大統領ら政権内の人間にさえウソをついたことで、問題はこじれにこじれ、辞任に至ってしまいました。

そもそもフリンはいわくつきの人物でした。イラク戦争やアフガニスタン戦争に従軍した元陸軍中将として国防情報局(DIA)長官にまで上り詰めたものの、イスラム教を「悪性のがん」とまで言い切る過激な差別論者で、オバマ政権の途中でその職を追われます。その後はコンサルティング会社を設立してロシア政府と接近、露政府系放送局『ロシア・トゥデイ(RT)』でオバマ政権の外交政策を批判したり、RT主催のパーティに出席してプーチン大統領と同じテーブルについたり……

そんな人物が、どういうわけか大統領選でトランプ陣営に潜り込み、同陣営の対ロシア政策に影響力を及ぼしていた―つまり、彼の背後にはずっとクレムリンの影がちらついているのです。


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