愛国自体は問題ないというゆいかちゃん「神保町☆女子大生Ｃａｆｅ」第３５回。現役女子大生（ＪＤ）たちが、旬で話題の流行りネタについて言いたい放題のから騒ぎしちゃいます！
先月、大阪府豊中市の国有地が鑑定評価額を大幅に下回る価格で学校法人・森友学園に売却されたことが発覚。
この事実を発端に疑惑が相次ぐ「森友学園問題」ですが、同法人が運営する幼稚園では「君が代」や軍歌を歌い、「教育勅語」を暗唱、御真影を掲げているという実体も報道され大きな波紋を呼んでいます。
そこで今回のテーマは、「今の日本は右傾化してる？ あなたにとって愛国とは」。
ここ数年、認可保育所に入れない待機児童問題も取り沙汰されており、この国の行く末に不安を感じているＪＤたちも少なくない様子で、母親になったら子供にどんな教育を受けさせたいかも答えてくれました！ それでは早速、ピックアップしてご紹介します？！
「右傾化してるとは思いません。限度はあるにしても、母国である日本という国を好きになるのは自然なこと。それによって他の思想を排除するような行動はよくないですが、私の周りには少なくともいないので問題ないはず。
私が親になったら、勉強をしっかりする環境にある保育園を選びたい。勉強するかどうかは周りの環境に大きく左右されると聞いたので、勉強がしやすい環境を与えてあげたいと思います」（ゆいかちゃん・千葉経済短期大学１年・１９歳）
「戦争の時のように『愛国心ゆえに命を捨てられる』という人が多数派になった時、日本は右傾化していると言えるのでは。今の日本人はお国の為に命を捨てられる人は少数だと思うので右傾化とはいえないと思う。子供には様々な視点から物事を考えられる人になってほしいので、型にはまった道徳だけでない伸び伸びとした教育を受けさせたい」（絢香ちゃん・明治大学２年・２０歳）
「いろいろな友人と話していると、近隣諸国の領土問題や異質なものを排除する風潮など、会話の節々で右傾化していると感じる時がある。
待機児童の問題などで幼稚園や保育園の数が少ないことは以前から問題になっていたけど、それに対する解決策などがまだまだきちんと考えられていないように思う。子供には大人の意見や環境に左右されず、自分の意見をしっかり主張できるような環境での教育を受けさせたいです」（紗穂ちゃん・跡見女子大学１年・１９歳）
「前までは日中問題や日米関係など他国との問題が多く取り上げられていたから感じなかったが、最近では国内政治で様々な問題が多発しているため、右傾化しているのではないかと思う。自分が母親になったら、子供が小さい頃からマナーや礼儀を定着させて、１８歳を超えた時に恥をかかないような教育をしたいと思います」（美希ちゃん・跡見女子大学１年・１９歳）
「右傾化って何？」というＪＤも
「どこの国よりも早くトランプ大統領と会合したり、アメリカに対する贔屓（ひいき）が強いと言う面もあるし、右傾化しているのかわからないかも。しかし、日米の協力なくして今の日本はないと思うので、それが正しいことな気もします。幼稚園・保育園などで相次ぐ健康面での問題や、保育士の不足などの問題が多々あるので、子供には付属の私立幼稚園に行かせてあげたい」（愛里紗ちゃん・早稲田大学１年・１９歳）
「愛国って難しい言葉ですね…。私は自分の国の良さを外国人に説明できるくらいの愛着がちょうどいいと思います。無さすぎるのはいかがなものかと思うし、強すぎても生活しにくそう。私が母親になる１０年以内には、望む人全員が幼稚園にちゃんと通わせられる環境が整っているといいな。それまでには待機児童問題や保育士不足の問題をしっかり解決してほしい」（葵ちゃん・中央大学１年・１９歳）
「愛国とは自分がこの国に住んでいてよかったと思える国であり、誇りに思うことのできる国。一部を見ればそう見えるところもあるけど、全体を捉えれば右傾化していないと思う。もし自分が母親になった時は、やはり当たり前に幼稚園や保育園に行けて、当たり前に進学することができるような教育を受けさせたい」（明日香ちゃん・明治大学１年・１９歳）
「最近、特に教育関連のニュースが多くて、正直、自分がもっと大人になって子供ができた時のことを考えると、とっても心配です。けれど、そんなことばかり考えてたら将来不安なことばかり。受け入れてくれるところがどこにもないと、入れる幼稚園をただただ信用するしかない。本心は、やっぱり長年続いていて信用がある大きい幼稚園に入れたいです（笑）」（麻里奈ちゃん・中央大学２年・２０歳）
「右傾化はしていない。私は戦争がいいことだと思いませんし、それは周りのどの人に聞いてもそう言うと思います。もし母親になったら、自分が受けてきたような自由な教育を子供にも受けさせてあげたい」（美里ちゃん・中央大学２年・２０歳）
「最近、“右傾化”という言葉をよく聞きますが、私はそうは思いません。そもそも右傾化がどのようなことなのかはっきりとよくわかっていません。ただ、今の日本のように子供に受けさせたい教育を選んであげられるような状況は、右傾も左傾も関係ないと思います。そのため、私が親になる頃には子供にとって良いと思う教育を受けさせてあげたいなと思います」（紗季ちゃん・明治大学２年・２０歳）
そもそも何が“右傾化”なのかという問題を今ひとつ理解していないＪＤたちもいるようですが、実感しているコは少ない印象。ただ将来、子供に偏っていない自由な教育を受けさせたいという思いは一致しているようです。
今回、森友学園問題で安倍政権の支持率が急落していることもあり、今後の行方に引き続き注目したいところですが、様々な問題を一刻も早く明らかにして、待機児童や教育問題に力を入れてほしいと願うＪＤたちでした！
（取材協力／株式会社ＫＩＲＩＮＺ）