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田中角栄にも指導した100歳のプロゴルファーが語る人生の真髄「一流の皆さんの共通点は…」

[2017年04月02日]

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―日中戦争が勃発し、陸軍の歩兵として戦地に赴かれたとか。

内田 はい。21歳で満州に行き、25歳で復員しましたが、半年後にまた招集され、今度は釜山や台湾へ従軍。暑さで方向感覚を失った戦友、被弾してひと晩中、呻(うめ)きながら死んでいった部下を目の当たりにし、私自身マラリアに苦しみながら10年も戦地で過ごしました。戦場は人を変えてしまいます。一番元気な20代のほぼすべてをそんな場所で費やしてしまった。戦争は二度といやですね。

昭和21年に帰国すると、軽井沢ゴルフ倶楽部はアメリカ軍に接収され、会員もがらりと変わっていました。理事長に就任していたのは白洲次郎さん。戦後、総理大臣を務めた吉田茂さんの懐刀として知られる白洲さんですが、ゴルフ場では名物カミナリ親父でした。従業員には優しく接してくれましたが、ルールやマナーに反した行為を目にすると、相手がどんな名士であれ、面子が潰れるほど徹底的に罵倒する。

しかも四六時中ジープでコース内を巡回し、クラブハウスのテラスから双眼鏡で監視していたので、プレーヤーにはさぞ煙たい存在だったでしょう。汗かきだった田中角栄さんが洗面所専用のタオルを拝借したのを白洲さんが見つけ、「『持ち出し禁止』の文字が見えないのか!」と、怒鳴りつけたこともありました。

―キャディー時代、その白洲さんと角栄さんにずいぶん可愛がられたようですね。

内田 可愛がられたかどうかわかりませんが、おふたりとはよくご一緒しました。毎朝、白洲さんをジープに乗せてコースを回るのは私の役目でしたし、何かにつけて「おい、内田はどこだ!」と呼ばれるので、白洲さんがいる間はトイレにもゆっくり入れませんでした。

角栄さんのプレーにもよくおつき合いしましたし、レッスンもさせていただきました。偉ぶることは一度もなく、打ち方をアドバイスすると「おお、そうか、そうか」と素直に受け入れ、「これでいいか?」とすぐ試して自分のものにしていく。角栄さんのような素直さがゴルフ上達のコツです。

白洲さんも角栄さんもせっかちで、構えたらすぐ打ち、プレー中もどんどん歩いていくところはよく似ていましたが、他の面では対照的でした。英国帰りのスマートさを身につけ、厳格に筋を通していく白洲さん。片や角栄さんには、いい意味で田舎育ちの大らかさがあった。前の組にプレーが遅い人がいても「おっ、えらい遅いな」と言うぐらいで決して怒らない。何事もさばさば、さっぱりとした人でした。

―ゴルフには性格、人柄がそのまま出ると言われますが、内田さんもそう思われますか?

内田 プレー中のマナー、思考法、周囲の人との接し方…ゴルフを見れば、その人がよくわかります。政治家も財界人もその世界で一流と呼ばれる人は、やはり人間的な魅力を備えていました。ゴルフ場に仕事は一切持ち込まず、「プレーをする今」を最大限に楽しんでおられた。

中には些細なことでキャディーを怒鳴りつけたり、見下した態度をとる政治家もいましたが、佐藤栄作さん、宮澤喜一さんなどは、まことに優しい紳士でした。「無駄口をきかない」「言い訳しない」「切り替えが早い」、これが一流の皆さんの共通点でしょうか。


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