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官僚的「忖度」の実態を暴く! なぜエリートたちは“筋悪の案件”に自ら飛び込むのか…

[2017年04月08日]

問題は(3)の中央エリート官僚型。自分が偉い、能力が高いということを確認するため役人になったタイプだ。

彼らは何よりも出世が大事。そのためなら筋悪の案件でも進んで引き受け、巧みに制度の隙間を縫い、ギリギリの妙案を示す。政治家などからの強引な指示を免れ、精神的な負担も軽減された上司からは大いに感謝される。その結果、トントン拍子で出世する。

忖度が表沙汰になったときの作法も、(3)はわきまえている。「上司や政治家の意を受けて動いた」とは絶対に言わない。資料や記録はすでに破棄したと言う。「忖度」の立証は極めて難しい。問題になっても、故意ではなく過失だと言い張ればクビにはならない。せいぜい数ヵ月の減俸処分くらいだ。役所内では「組織のために最後まで口を割らなかった」と評価され、幹部からの信用も格段に高まる。

そして、その報酬はほとぼりが冷めた頃やって来る。「出世コース」への復帰、または特上の天下りポストだ。

森友学園の小学校設置をめぐっては、認可基準を緩めた張本人の松井一郎大阪府知事が「認可は適当でなかった」と、府私学課長の処分をにおわせた。これを「トカゲの尻尾(しっぽ)切り。課長がかわいそう」と同情する声があるが、そう単純でもない。

「忖度」官僚と政治家が一体となり繰り広げられる国民不在の政治。その舞台裏を理解しなければ、真相解明はできない。

●古賀茂明(こが・しげあき)
1955年生まれ、長崎県出身。経済産業省の元官僚。霞が関の改革派のリーダーだったが、民主党政権と対立して2011年に退官。近著に『国家の暴走』(角川oneテーマ21)。インターネットサイト『Synapse』にて「古賀茂明の時事・政策リテラシー向上ゼミ」を配信中


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