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イカが30年ぶりの大不漁!…で注目される“イカもどき”とは?

[2017年04月09日]

白石良藏会長が手にしているのはイカそうめんの試作品。乾燥イカの粉を使えばさらにイカそっくりに作れるそう

「ウチの店が始まって11年ですが、最大のピンチです!」

そう語るのは、イカ料理で大人気の「いかセンター新宿総本店」の住田店長。

全国漁業協同組合連合会によると、昨年のスルメイカの水揚げ量は6万3650t。これは低水準だった2015年のさらに半分で、なんと30年ぶりの大不漁! 市場では前年の2倍の仕入れ値になるなど値段が高騰し、飲食店の経営を直撃しているという。

「でもイカはウチの看板商品。簡単に値上げはできません!」(住田店長)

スルメイカが取れないなら、ほかのイカで代用すればよさそうだが、最近はイカが全般的に不漁とのこと。詳しい原因はまだわかっていないというが、このままでは庶民の味であるイカが気軽に食べられなくなってしまう。

そんなところに思わぬニュースが。以前、週プレでも紹介した溶けにくいソフトクリームを作った金沢の「日本海藻食品研究所」が先日、海藻でイカそっくりの“イカもどき”を開発したというのだ。記者は再び研究所の白石良藏会長の元へ。

「よく来たな~。まあソフトクリームでも食べなさい」

今日はイカの話です。

「5年ぐらい前から、海藻を使ってふぐ刺しを作ろうとしてね。うまくいかないからイカ刺しに挑戦したら、去年の秋に、見た目や食感がそっくりに作れた。今はちょうどイカが高いとニュースになっていることもあり、食品会社から問い合わせが殺到してるんだよ」

そこで、まだ市販されていないイカもどき料理を特別に食べさせてもらった。

最初はイカそうめん。見た目は完全にイカ。めんつゆをつけてズルズル。おっ、舌触りもイカっぽい! ただ噛むとイカのようなねっとり感がなく、サクッと切れる。ナタデココにも近い感じだ。

一方、イカ納豆はかなりリアル。足りないねっとり感を納豆がフォローして、味もうまい。

「イカ納豆は納豆メーカーが興味を持ってくれていて、納豆とセットで売ろうとしてます。イカそうめんは今、試作品ができていて、発売間近!」

原料が海藻と米粉ということで安定的に作れるし、コストはスルメイカ1パイの半分ぐらい。さらに賞味期限は1ヵ月。これは本気でイカの代わりになっちゃうかも?

「ポイントは味つけだね。つゆで食べたらいかそうめん、納豆と食べたらイカ納豆。でも甘い蜜をつけたら、デザートとしてもイケるよ」

デザートにもなっちゃうの? これは未来の食べ物かも!


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