朝イチは大混雑で入場するまでに1時間以上かかることも。オススメは午後。ほぼ待たずに入れるぞ

4月1日、名古屋市の金城ふ頭にレゴランド・ジャパンがオープン。「魅力度が最下位の都市」と話題になった名古屋で、イメージ向上の救世主と期待されているが、聞こえてくるのは「料金が高い!」「数時間で飽きた」といったネガティブな声ばかり…。

さらにネット上では「早くもガラガラ」との情報も。一体、どうなっているのか? 春休みのド平日、記者は現地に飛んだ。

開園5分前の9時55分に到着すると、なんとゲートから数百メートル続く大行列が! 記者がようやく入場できたのは11時半。ガラガラなんてウソじゃんか……。

入り口ではレゴブロックで作られたカラフルな恐竜がお出迎え。さらに圧巻は東京や大阪、京都、名古屋の街並みを無数のブロックで再現した「ミニランド」。特にナゴヤドームは、グラウンドに観客席にと手の込んだ作り込みようで、野球選手の人形も動くときてる。ちなみにレゴランドでは約1700万個のブロックが使われているんだとか。

昼食はせっかくなので高いと話題(!?)のチキンバーガーセット(1300円)を注文。チキンバーガーは作り置きで、中のフライドチキンは記者が普段食べているコンビニのものとあまり変わらない気も……。ピザ、パスタ食べ放題&ドリンク飲み放題(大人1860円)のお店のほうがお得だったかも。

食後は、店員さんが勧めてくれた「サブマリン・アドベンチャー」へ。待ち時間はこの日最長の30分だったが、潜水艦に乗り込み水中散歩すると、周りにはホンモノの熱帯魚やサメが! さらに途中にはレゴブロックでできた古代遺跡があったりして、思わず写真を撮りまくってしまう。

最後に訪れた「レゴ・ファクトリー・ツアー」はレゴブロックの製造過程が見られる工場見学。売店で見つけた「2千円でレゴブロックをカップに詰め放題」に思わず手を出してしまった。

いろいろ楽しいレゴランドだが、ネックは施設の対象年齢が「2歳から12歳の子供と、その家族」のため、大人が満足できるアトラクションが少ない点。

社長のトーベン・イェンセン氏は、初年度の入場目標を200万人と設定しているが、年間3千万人が訪れるディズニーリゾートや、昨年1460万人が訪れたUSJと比べると、やや控えめな印象。とはいえ、入場料は大人6900円と、ディズニーと500円、USJと700円しか違わない強気な設定だ。

果たして、ケチで有名な名古屋人はリピーターになるのか? 計画では毎年アトラクションを増やし、敷地もさらに広げるとのことだが、まずはお手並み拝見だ。