彼氏に手渡された海老チリで即興の一品を作ることに!

こんな彼女にごはんを作ってもらいた~い! 男の妄想を写真で叶えるミニドラマ『パジャマレシピ』。お料理おねえさん・大森麻里が、朝と夜の毎回違ったシチュエーションでアナタの彼女を演じちゃいます。

彼女が語りかけてくるor彼女に語りかける…それぞれの恋愛シチュエーションをその日によって体感ーー。紹介するレシピは朝晩のメイン食材は同じでコンビニでも買えるもの。簡単&クイックメニューで料理の幅も広がって、恋愛ムードを楽しみながら女子ウケしそうな料理男子にもなれちゃうぞ!

週末の昼下がり。どこかへ出かけたいという彼女に同棲中のOくんが冷蔵庫から何ヤラ取り出して…「ウマい!」と言わせる料理を作ったらどこでも連れて行くなんて言い出した、そのココロは? 彼女はそこで何を作る?

低血圧で寝起きが不機嫌な僕と違って、彼女は平日の疲れも見せずに朝からいつも元気だ。「これ新商品! アーモンドがいい感じなの~」はしゃいで食べかけを僕に食べさせようとするけど、だから朝から甘いものなんて食べないって…。

その嫌がる様子を、いつも必要以上に彼女は面白がってると思うんだけど。それでもまぁいいか、って。不機嫌な僕と、元気な彼女。どっちのほうが人生を楽しんでいそうかといったら、彼女のほうだし、そんな彼女がそばにいてくれるのは楽しい。

コーヒーを飲んでもなかなか目覚めない僕をよそに「いい天気記念で写真、撮ろう?」と自由気まま。もっとも、彼女の顔の中でも一二を争うキレイな横顔を僕は気に入っており…それをさりげなく見れるんだから、スマホに集中してもらえると嬉しいわけだ。

彼女が無邪気なお願いを…

「ほら見て!」てっきり、今撮った写真を見せるのかと思ったら…犬!?「おばちゃん家の犬の最新写真~。今朝、送ってくれたみたい」ほんっと、自由すぎる!

で、彼女がこんな感じで近寄ってきたら要注意だ。「ね、どこか出かけない? ランチを外ででもいいし」僕はまだ完全に目覚めてないから出かけたくない。このまま彼女がスリスリおねだりモードに突入しちゃうのは嬉しいんだけど、それに弱い僕はお願いを断れない。こういう時は、なんか手を打たなきゃ…。

彼女の「何してんの~。ランチ行こうよぉ!」の声を背中で受けながら、キッチンへ行って、冷凍庫から冷凍の海老チリを取り出した。「これで何か作ってよ。美味しいって評判だから買ってたんだけどさ」

冷凍の海老チリを手にした彼女は…

「ふ~ん、美味しいんだ!」こっちの思惑を気にしないで、素直に言葉を受け取るのも彼女の長所だ。そこですかさず「ウマい!と言わせる料理を作ったらどこでも連れて行くよ」って。まんまと僕の作戦に引っかかって、部屋でのランチモードに突入?

「レンチンじゃなくて、湯煎なんだね。ん~…何が作れるかな?」彼女は冷凍の海老チリを前に何ヤラ考えているけど、僕の視線は別の場所に釘付けで。食べた後もこのまま家でまったりしていたいんだけどな、なんて。そんな思惑とは関係なく、「そうだ!」と呟いた彼女がキッチンへ…。

「できあがりっ!」…って、それレンチンしただけじゃん!ツッコむ僕に彼女は大爆笑。「ウソウソ。これからが本番。ピクニックっぽいランチにピッタリなレシピ思いついたの。せっかくいい天気なんだから、それ持って代々木公園でも行かない?」こういうのって、“策士、策に溺れる”ってほどではない? まぁ、結局は彼女に振り回されて、それもいっかってなっちゃうんだけどね。

■恋愛レシピ21 海老チリアボカドバーガー材料(1人前)海老チリ(冷凍またはレトルト)…1パックレタス…1~2枚アボカド(薄切り)…1/4個イングリッシュマフィン…1個マヨネーズ…大さじ1

1.海老チリは袋の表示通りに温める。2.イングリッシュマフィンは横半分に切り、トースターで焼き色がつくまで焼く。3.2のマフィンにマヨネーズを塗り、レタス、海老チリ、アボカドの順に重ねてサンドする。

出演:大森麻里 オフィシャルサイトhttps://mariomori.amebaownd.com/

撮影:早川善博 ヘアメイク:大田奈々恵 編集協力:渡邉裕美