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うつは他人事じゃない…15万部超の漫画『うつヌケ』作者「経験してなかったら人間としてもっとイヤな奴だった」

[2017年04月16日]

15万部超の大ヒットとなった『うつヌケ』。ピンクの表紙に女性も惹かれた?

手塚治虫や本宮ひろ志といった巨匠たちの絵柄を真似して下ネタ漫画を描く、パロディ漫画家・田中圭一。

そんな彼が“うつ”経験者の体験をレポートした漫画『うつヌケ―うつトンネルを抜けた人たち―』が話題を呼んでいる。今年1月の発売から約3ヵ月で15万部突破、現在もその売り上げを伸ばし続けているのだ。

本書では、10年以上うつに苦しみ、「50歳で自殺」を考えたという自身の経験をはじめ、ロックミュージシャンの大槻ケンヂ氏、AV監督の代々木忠氏、フランス哲学研究者の内田樹氏などの著名人を含めた17人の“うつヌケ”体験がレポートされている。

そこで前編記事に続き、自身のうつ経験を振り返りつつ、『うつヌケ』に込めた思いを田中氏に聞いた。

* * *

―そんな不景気で元気がない時代だからこそ、誰しもが“うつ”へ傾きやすくなっているというか。とはいえ、それでもうつになる人・ならない人がいますよね。本作を読むと、「自分を嫌いになること」をきっかけに入り込んでいく人が多いような…。

田中 何かがきっかけで自分を嫌いになって“うつトンネル”に入り、何かがきっかけで自分を好きになってトンネルを抜けた人は多いですね。うつになりやすい・なりにくいっていう意味でいうと、なりにくい人に共通するのは「自分が大好き」ということですかね。

そもそも日本人って、謙虚が美徳なので「自分が大好き!」「俺はイケてる」って誇ることを嫌うじゃないですか。でも、やっぱり心の中では「自分はイケてるぞ」って思っておかないと、精神的に健康が保てない気もしますね。だから、ちょっとでも「これは他の人よりも優れてるな」って思う側面があれば、自分の中で認めてあげるほうがいいですよね。

―ただ、仕事などで大きなミスをしてしまった時はどうしても自分を責めてしまうかと…。仕事のミスや挫折からうつへ突入するケースは多いですよね。

田中 そういう時に考えてほしいのは「無茶な仕事を振られたら、それは誰がやっても無理」なケースも多いということですね。自分にとって不相応なとんでもなく責任の重い仕事やら大量の仕事をやらされると、当然上手くいかない。そうなると、自己嫌悪に陥るじゃないですか。

例えるなら、草野球の4番の人がいきなり甲子園の舞台に立たされたら、当然バットを振れどもボールにかすりもしなくて「俺はなんてダメなんだ」ってなりますよね。でもそれって、当たり前なんですよ。『ツレうつ』なんかも、スーパーサラリーマンだった旦那さんの会社が大量リストラで人が減って、それでも今まで通りにやれるように頑張ろうとする描写がありますけど、そんな状況になったら誰だって無理ですからね。

―それで「自分はダメだ」と思って落ち込まなくてもいいと?

田中 そう、そこをちゃんと認識したほうがいいかもしれない。あと、仕事がしんどい中でも褒(ほ)められることが絶対ないわけじゃない。私は褒められたら心の中でそれを100回くらい繰り返しますからね(笑)。それで半ば無理やり、ナルシシズムを取り戻しているところがあるんですよ。

真面目な人ほどミスしちゃったり上司に怒られた時でも軽く流したり、気楽に考えるようにする。ちょっと「いい加減になる」といいますか。うつだったり、気分の落ち込みでこれ以上苦しみたくなければ、適当になるように努めたほうがいいのかなって。

田中圭一0231


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