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ヤマトを苦しめる“当日配送”にアマゾンがこだわる「本当の理由」

[2017年04月17日]

「アマゾンの物流センターは、言ってしまえば実質的な店舗ですから、そこに大量に置いてある商品を掃き出せば掃き出すほど売上げは伸びていく。つまり、在庫の回転率を高めることが経営上の重要な課題になっているわけですね。

在庫の回転率を高めるということは、商品が物流センターに滞留する時間を短くするということ。そのためには物流センターを24時間フル稼働させ、商品をコンスタントにデリバリーできるようにしなければならない。行き着く先が、当日配送というわけです」(物流ジャーナリスト・森田氏)

さらに、即日配送にこだわる理由がもうひとつ。

「キャンセル率を低くすることです。例えば、アマゾンで服を注文したあと、『あ、家に似たような服があるからやっぱりやめよ』となることがあるでしょう。これ、ネット通販会社からすると見込んでいた売上げがなくなるばかりか、物流センター内での作業の途中でキャンセルされた商品だけ抜き取るのは大変で、それだけコストも掛かる。

これを避けたいから、“キャンセルが入る前に届けてしまえ”というわけです。そうした状況を作るためには、発送から納品までのリードタイムをできるだけ短くしなければならない。やはり行き着く先は、当日配送というわけです」(前出・森田氏)

当日配送が無料になるアマゾンのプライム会員は日本で約600万人ともいわれる。1日あたりの件数は不明だが、前出のヤマトのドライバーは「うちで扱う荷物のうち、アマゾンの荷物は3割程度で、即日配達の荷物は半分以上を占める」という。

前出のアンケート結果によれば、即日配達を望んでいる人はたった4%。なのに、ヤマトの集荷センターにアマゾンの即日配達品が山積みになってしまうのはなぜか? 都内に在住するプライム会員の男性(30代)がこう話す。

「アマゾンで商品を注文すると、画面に『今から○時間○分以内に注文を確定すると当日にお届け』といった内容の表示が出ます。こちらとしては、別に届けてくれるのは1週間後でも構わないんですけど、そうやって表示されると、まぁ早いに越したことはないし、料金も変わらないんで、つい、当日お届け便のボタンをポチっと押しちゃうんです」

アマゾンの自己都合で、さらにユーザーからそれほど望まれてもいない即日配送にヤマトのドライバーが苦しめられている、ということだろうか…。

★本日発売の『週刊プレイボーイ』18号では「ヤマト“アマゾン即日配送撤退”でも、現場のドライバーたちの悲鳴が止まらないワケ」を詳説、そちらもお読みください!

(取材・文/週プレNEWS編集部)


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