週プレNEWS TOP 連載コラム "本"人襲撃 桑田、清原らを輩出した超名門PL野球部はなぜ廃部に追い込まれたのか?

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桑田、清原らを輩出した超名門PL野球部はなぜ廃部に追い込まれたのか?

[2017年04月18日]

「学園野球部をつくった第二代教祖の死後からPLはおかしくなった。勝つには勝つが、野球ばかりに熱心で信仰心の薄い選手が増えてきたからです」と語る柳川悠二氏

桑田真澄、清原和博、立浪和義、宮本慎也、前田健太らそうそうたるOBをプロに輩出しながら、2016年夏に突然休部した名門PL学園高校野球部。その「謎の休部」の裏側を関係者らへの取材で明らかにしたのが『永遠のPL学園 六〇年目のゲームセット』だ。

同学園野球部を取り上げた書籍は数多くあれど、その創設の経緯や黄金期の圧倒的な強さの背景に、母体であるPL教団の「信仰」が深く関わっていたことを明かしたのはおそらく本書が初めてである。著者の柳川悠二(やながわ・ゆうじ)氏に聞いた。

* * *

―高校野球の書籍というと、どうしても美談になりがちですが、この作品はPL学園の「宗教と暴力」に真正面から切り込んでいる点がとても新鮮でした。

柳川 神様にお願いをして野球部が強くなるとは思っていませんが、全盛期のPL学園には信仰によっていろいろなことを皆で共有できる強さが根幹にあったのだと思います。ただ、野球部をつくった第二代教祖(おしえおや)が生きているうちはよかったが、(83年に)彼が亡くなってから野球部はどんどんおかしくなった。

勝つには勝つが、野球ばかりに熱心で、信仰心の薄い選手が増えてきたからです。そんななか、暴力事件が重なった。それまで眉をひそめていた教団の人たちからしたら、この暴力事件は渡りに船だったと思いますよ。これで野球部を潰す理由ができた、ぐらいに思っていたのではないでしょうか。

―そうした切り口ゆえか、本書では「私の写真が教団の警備員室に張られている噂まである」と、教団関係者に敵対視されたであろう様子も書かれています。

柳川 広大な敷地を持つPL学園は近鉄長野線の富田林(とんだばやし)駅側と、喜志(きし)駅側、両方に入り口があります。学校とグラウンドは1.6㎞ぐらい離れていて、野球場に行くのなら富田林のほうが近く、学校に行くなら喜志のほうが近い。その両方に警備員がいるのですが、私が行くと「とにかく、お帰りください」と言われました。

もちろん、こちらも、それはおかしいと抵抗しましたよ。宗教法人であるPL教団の敷地は、厳密には私有地とは言えない。しかも、こちらは取材目的という正当な理由がある。

「信者でないから入るな」とは言えないと思うんです。PL学園には、信仰していなくても信者だ、と言っている人もいっぱいいるわけですし。


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