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切迫する北朝鮮ミサイルの危機…日本が全弾迎撃できる可能性は何%か?

[2017年04月24日]

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日本の迎撃網のひとつ、イージス艦のSM-3ミサイル(写真/U.S.Navy)

強硬な米トランプ政権に追いつめられた北朝鮮の3代目指導者・金正恩は、すでに日本へ向けたミサイルの発射スイッチを握っているかもしれない。

忘れてはいけないのが、これは「国家の危機」という曖昧なものではなく、個人個人の命の危機だということ。知るべきを知り、生き延びるには?

■5発を全弾迎撃できる可能性は約85%

「アメリカが我々に少しでも手を出したなら、すぐに全面戦争に発展する。朝鮮半島有事の際は、日本に最も大きな被害が及ぶだろう」

4月18日、北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)・日朝国交正常化交渉担当大使は記者団にこう述べた。「被害」とは、もちろん日本に向けられた200発以上の弾道ミサイルのことだ。

核実験を実行すれば、ためらわず軍事攻撃を行なうと明言する米トランプ政権。それに反発し、核実験の準備を進める北朝鮮―。もはや、極限まで追いつめられた金正恩がいつ本当にミサイルを撃ってもおかしくない……いう危機的状況だ。

これまで多くの日本人は、「なんだかんだいって、結局は撃たないんでしょ?」と高をくくっていたと思う。だが、事ここに至っては、ミサイルという“今そこにある危機”の正体を知り、そこから生き延びる方法を真剣に考えておかねばならないだろう。

まずは、日米のミサイル防衛体制に関する基礎知識から。発射の予兆を事前にとらえることは可能か?

ーー結論から言えば、運がよくなければ無理だ。

現在、北朝鮮を24時間監視しているのはアメリカの早期警戒衛星だが、これはミサイル発射の瞬間に出される大量の赤外線を探知し、「今撃った!」と第一報を伝えるのが任務。一方、低軌道を回る偵察衛星もあるが、これは一日に数回、北朝鮮上空を通過するときにしか画像情報を得られない。航空評論家の嶋田久典氏が解説する。

「固体燃料のミサイルは発射準備時間が非常に短いですし、地下発射施設や移動式発射台の動きをつかむのも困難。ヒューミント(人間のスパイ)やステルス機による常時監視がなければ、発射の予兆をとらえるのは難しいでしょう」


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