錦糸町道場のエース・チェリー宮脇こと宮脇咲良(左)と、木下“イケメン”百花にまさかの土をつけられてしまった松井珠理奈

AKB48グループメンバーが“ガチ”のプロレスを展開するドラマ『豆腐プロレス』(テレビ朝日系)。視聴者の予想を120%超えてくる展開も話題となっているが、前編に続き出演者たちの意気込みを聞いた!

■松井珠理奈 「負けたとしてもプロレスは面白い!!」

4月8日の放送で、木下“イケメン”百花にまさかの土をつけられてしまった松井珠理奈。プロレスをこよなく愛する彼女に、緊急インタビューを行なった。

―まさか負けるとは。

松井 悔しい! ……悔しいけど、正直この負けもひとつの“ドラマ”だと思うんです。トップが負ける。でもそこから「どうチャンピオンに返り咲くか?」というストーリーが始まる。ドキドキしてますよ! プロレスは負けても面白い。

―考え方が「プロレス脳」のように感じる。

松井 新日本プロレスやノア、DDTも見に行っています。丸藤正道選手をはじめ、いろんな刺激をもらっていますね。最近思うのは「いかに見ている人が感情移入できるプロレスをするか?」ということ。カウントギリギリで返す。そのときの表情、ムーブ、それら小さな積み重ねで大きく変わると思うんです。

―エースの条件についてはどう考えているか?

松井 「どれだけ会場と一体になれるか」と「どれだけ全体が見えているか」ですね。自分のアピールだけではなく、相手とファンの心を把握できるか。エースは会場全体とともに戦うことが必要だと思います。私もそこを目指すつもりです。

オカダ・カズチカタオル(私物)に身を包む珠理奈

宮脇咲良「プロレスは技術じゃない! それを証明します!」

■宮脇咲良 「プロレスは技術じゃない! それを証明します!」

宮脇咲良

続いては、錦糸町道場のエース・チェリー宮脇こと宮脇咲良。11話では、親友である向井地美音が突然のヒールターン。親友同士というつらい試合となった。そんな心をかき乱される試合を制した宮脇に聞く!

―向井地の突然の白金プロレスへの移籍&ヒールターン。ショックだったのではないか?

宮脇 ショックでした! …… っていうか、「(選手が)6人いないとWIPに登録できない」っていうから、あんなに苦労して6人集めたのに……。今5人なんですけど、いいんですかね?

―それは知らないが、向井地に対して怒りは?

宮脇 でも「ヒールこそ、エースを輝かせることができる!」「だからヒールを極めたい!」っていうみーおん(向井地)の気持ちもわかるんです。だから私も、もっと練習して、最強のヒールになったみーおんを待っていようと思います。

―練習といえば、『豆腐プロレス』が始まる際、「中井りかには負けない」と宣言していたが、その後の練習の成果はどうなのか?

宮脇 私も心配してたんですけど……撮影のスタッフさんたちに「すごい良かったよ!」「泣いた!」って言っていただいたんです。技術面ではあまり成長してないと思うんですけど、やっぱり“気持ち”なんだなって。“怒り”や“熱意”が伝わることが大切なんだ、って。「プロレスに大切なのは技術だけじゃないんだ」って思いましたね。それを証明していきたいです。

―意識しているプロレス選手はいるのか?

宮脇 私はエルボーをたくさんするので、三沢光晴選手を参考にしています。全日本プロレスの四天王時代の試合映像も見ていて。表情から動き、額の汗の飛ばし方まで研究していますね。もう中井りかちゃんと争っていた時代は終わりました! 皆さん、ぜひ私のエルボーに注目してください!

“天才”木下・イケメン・百花の秘密特訓

■珠理奈を倒した“天才”木下・イケメン・百花の秘密特訓撮った!

カメラに気づかず、一心不乱に手刀を熱湯に打ち続ける百花

まさかの大金星! 絶対王者であるハリウッドJURINAをマットに沈めた天才・木下“イケメン”百花。すべてが秘密のベールに覆われた彼女の“正体”を探った。

それは某県にある撮影所に密着してから3日目のこと。木下がメンバーから離れ、誰もいない物陰へ。追ったわれわれが見たものとは……なんと煮えたぎる鍋の湯に手刀を高速で突き刺す木下の姿だったのだ!

これは少林寺拳法に伝わる“炎の鍋”。やけどせず打ち込むことができれば、どんな厚い板も割れるという荒行だ!

―木下選手、これは少林寺に伝わる荒行ではないか?

木下 ………。

―やけどはしてないか?

木下 ………(きれいな両手をヒラヒラと見せる)。

―好きな食べ物は?

木下 ………。

何を聞いても口元に不気味な笑みを浮かべ、答えず。木下のことはあまりよくわからなかったが、秘密特訓を見るに彼女が“天才”と呼ばれる理由はわかった。そしてカンフー映画好きかもしれないというのもわかった。

加藤美南&中井りか「私たちの前に敵はいない!!」

■加藤美南&中井りか「私たちの前に敵はいない!!」

中井りか(左)&加藤美南

白金ジムの若手レスラーを演じるNGT48の加藤美南と中井りか。特に中井は運動神経がなく、多くのメンバーに「中井には負けない」と名指しで言われる始末。

中井 みんなの心のよりどころになっています。先日、前転ができるようになりました。後転は首がグニャッていきますね。

加藤 この人、運動神経はないけど自信だけはマンマンなんで、ある意味プロレス向きかもです。

中井 私、やるときはやりますよ! プロレスの先生にミラノさん(ミラノコレクションA .T .)って方がいるんですけど、私、ミラノさんのミラノさんをミラノさんしましたからね!

―意味がわからない。

中井 前転の練習中に補助でついていてくれたミラノさんのミラノさんを足でドカッと(笑)。

―…………。

加藤 中井はともかく、私はアクロバティックな動きが得意なので、必殺の「側宙回転」を使った技を開発中です!

中井 とにかく私たちがこれから『豆腐プロレス』をかき乱していきます! 私たちの前に敵はいませ~ん! イエイ♪

●白金ジム所属。加藤美南(18歳)新潟県出身。身長152cm。O型。中井りか(19歳)富山県出身。身長156cm。A型NGT48 チームNⅢ

●豆腐プロレス「WIP(ワールド・アイドル・プロレスリング)」のチャンピオンベルトを目指し、宮脇咲良の所属する「錦糸町道場」と、松井珠理奈、白間美瑠らのスターレスラー集団「白金ジム」が熾烈な闘いを繰り広げるプロレス青春ドラマ。毎週土曜24時35分から(22日より24時5分に変更*一部地域を除く)テレビ朝日系で放送中! 最新情報は公式HPをチェック! http://www.tv-asahi.co.jp/tofu-prowrestling/

(取材・文/篠本634[short cut] 撮影/武田敏将)