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大反響の続編『プレイボール2』で今また語りたい! 名作野球漫画“キャプテン”の魅力とは

[2017年05月07日]

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グランドジャンプ誌上で新連載がスタートした『プレイボール2』第1回の扉絵。コージィ氏が「何も足さない、何も引かない」と語った通り、ファンも納得?

昭和を代表する漫画『キャプテン』の主人公・谷口タカオが高校の弱小野球部で甲子園を目指すその後を描いた『プレイボール』。その続編を『グラゼニ』原作でも知られる漫画家コージィ城倉(じょうくら)が描く!? 

その発表は大反響を呼び、ついに新連載が『グランドジャンプ』誌上にてスタートしたが、そこに至った経緯と気になる作品の展望を第1回第2回に続き、ちばあきお氏の長男である千葉一郎氏と語ってもらった!

■丸井キャプテンの時代まで見たい!

―そこで新しい気づきや、ちばあきおらしさってこういうところにも、みたいな?

コージィ やはり最高の省略の仕方ですね。先生は試合の1回の表裏をバシッて書くんですよ。それで長いなーって思ったら、次はもう最終回までシーンをダイジェストで描きながら「ハイ、終わりました」って。でも1回の表裏をしっかり描けば想像つくから、それでもいいんです。

あとは日常シーン。これは(ちば)てつや先生もやりますけど、野球の合間合間で勉強をやらせたり、食卓を囲んだり。なんでもないシーンを入れちゃう。あれも僕は大好きです。

―では、あきおイズムの魅力は究極的にはどこにあると?

コージィ 演出がないってことですかね。作為がないというか。普通の漫画ならもっと起承転結を意識したり、伏線を張ったりするんですけど、それがないんです。読んでいくうち、いつの間にかスーッと終わっていく。そういう説明のつかない魅力がある。

千葉 『グランドジャンプ』のインタビューで「薄い刺激でダラダラと読ませるような魔力」って、おっしゃってましたよね(笑)。

コージィ そうそう。例えば、タイムをかけるシーンなんかもすごく多いんです。連載を始めるにあたって、ご挨拶しに伺った時、七三先生(あきお氏の弟で原作者の七三[なみ]太朗)になぜかって聞いたんです。そしたら「適当だよ」って(笑)。

そのキャラのセリフが増えるとかそういうことかもしれないけど、余計なことを考えないで描いてるんです。それがウザいっちゃウザいんですけど(笑)、ひとつの魅力になっている。そういう間もあって、どこから読んでもいいし、ただ眺めているだけでも気軽に楽しめちゃう。

千葉 父の作品って、単行本を大事に持って読み返すより誰か友達に薦めて、そのまま貸したっきりとか。ラーメン屋や床屋で読んだというようなファンが多いんですよね。

コージィ ストーリーを追いかけたいというよりダラダラと見ていたい。そういう作品って、誰もができるわけじゃないし、実は一番印象に残るんですよね。

プレイボール対談12

漫画家・コージィ城倉氏


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