週プレNEWS TOP 連載コラム セルジオ越後のサッカー「一蹴両断!」 セルジオ越後が“不適切な旗”に苦言「サポーターが勇気を持って止めてほしい」

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セルジオ越後が“不適切な旗”に苦言「サポーターが勇気を持って止めてほしい」

[2017年05月11日]

どんなサポーターがいるのか、全員を把握するなんて無理だと語るセルジオ越後氏

一部のサポーターによる騒動が相次いで起きた。

4月16日、JリーグのG大阪vsC大阪戦で、G大阪の一部サポーターがナチス親衛隊のマークを連想させる旗を掲げた。それを受けてG大阪の山内社長が謝罪し、次の試合から横断幕や旗などすべての掲出物を禁止。当該サポーターには無期限のスタジアム入場禁止処分が科された。

続く4月25日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の水原三星vs川崎戦では、川崎のサポーターが旭日旗を掲げたことで、逆上した相手サポーターと小競り合いに発展。Jリーグ側は「旭日旗は政治的、差別的なメッセージを含むものではない」としたものの、アジアサッカー連盟(AFC)による川崎への処分が取り沙汰されている。※その後、AFCの大会で川崎がホーム開催の1試合を無観客試合とすることと、罰金15000ドル(約170万円)の重い処分が決定した。

2014年に浦和のサポーターが「JAPANESE ONLY」という横断幕を掲げた際には、Jリーグから無観客試合という重い処分が下された。それ以降、Jリーグと各クラブが再発防止のためさまざまな取り組みを行なってきただけに、こうした騒動が起きたのは残念だ。

ただ、身もふたもない言い方に聞こえるかもしれないけど、どんな集団でも、数が増えれば増えるほどよけいなことをする人間が紛れ込んでしまうもの。旗や横断幕じゃなくても、ひどいやじを飛ばす人もいる。こうした問題の発生を完全に防ぐことは難しい。

だから、今回の件で関係クラブの責任を問うのは酷だと思う。どんなサポーターがいるのか、全員を把握するなんて無理だよ。当該サポーターと話し合いの場を持ち、言い分を聞いた上で必要な処分を下す。それで十分。ごく一部の人間のせいで、スタジアム内の掲出物をすべて禁止するのは過剰反応という気がする。スタジアムの楽しい雰囲気が損なわれるし、大半のまっとうなサポーターが気の毒だ。ましてや無観客試合なんて必要ない。


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