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女優・有森也実が4時間を超える“怪作”で晒した裸の演技「終わった後、女優を辞めようと思いました」

[2017年05月12日]

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―そして映画の長さもさることながら、有森さん自身も様々なことに体当たりでぶつかってますよね。まず、やたら走ってますし、食べてますし。

有森 そう! もう食べてるのよ~。食べるシーンが本当に多いの! しかもガッツリ食べるっていうね(笑)。

―もう必死というか、本気で食べてるように見えましたけど。

有森 本気です。本気! だからって、前の日から何も食べないとかはしてないですよ。なんかこう、「生きるエネルギー」とか「生命の力」、「前に進んでいくパワー」をとり込んでいるって感じ。ダメダメな女教師がいろんな人たちに会って、いろんな状況の中で食べ物をもらいながら進んでいくっていう。梓の生き様を描いた作品でもあるので。だから、上品に食べてもしょうがないし。

―さらに、予告編にもありますが、やって来た島の市長選挙に出るハメになって、なぜか80年代アイドルのようなブリブリ衣装で選挙活動をしてますよね。あの衣装のインパクト…ド肝を抜かれました(汗)。

有森 笑えるでしょ? 私もびっくりしました。衣装合わせで「ん~? 誰のだろうな~?」って思ってたら私のだった(笑)。「あ?、コッチかぁ!」みたいな。選挙だから着物とか民族衣装でいくのかなって想像してたんですけど。「まぁ、なくはないよね…」って。でも着てみたら意外と可愛かったので(笑)。

―ありでしたね~。かなりの見どころでした(笑)。

有森 まぁ、普通に選挙出てもね。…なんかこう、逸脱したものがないといけないんじゃない?っていう。梓が市長選挙に出たことだって、デタラメでインチキだから。でも、そういうのも心のどこかで信じたり、夢を持ったりするってことのほうが面白いじゃないですか。人間っぽいし。

―確かに、ただ巻き込まれて祭り上げられたワケですけど、それでスイッチが入ったようにも見えました。

有森 あんなふうにしないと、あの場所にいられないんじゃないかなって。やっぱり、どこか作り上げられるものの中にいる心地悪さと「そうでもしなきゃ自分は存在しきれない」っていう説得力のなさっていうか…。

―で、どうですか…この役とシンクロするところはあったんですか?

有森 そうですねぇ。今回、役作りっていう意味では、ほとんど準備せずに挑もうと考えていたんで。当て書きということもあるし、「個性の強い女」として演じないほうがいいんじゃないかって。今の自分で「演じることをやめてやろう」って思ってやった作品ですね。監督とも「有森也実そのままで」とハッキリ話したわけではないですけど、そういう感じでいこうって。

―では、自分の分身というか、たぶんにシンクロしていると。

有森 そうですね。それはあると思います。

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