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ファミレス業界と居酒屋チェーンの明暗…消費減速で成否のカギを握るのは!?

[2017年05月17日]

名古屋に本社のある日本最大級のリサイクルショップ「コメ兵」※写真は新宿店。「ガスト」を運営するすかいらーくグループは、ファミレス業界の中心的存在

これまでジャンル別チェーン店&サービスと様々な対決を紹介してきたが、その他の業種・業界はどうなっているのか!?

ビジネスリサーチ・ジャパン代表の鎌田正文氏に話を聞いた。

「まず、昨年元気だったのはファミレス業界ではないでしょうか。代表的なのが『すかいらーく』で、業績不振から06年に上場を廃止。14年に再上場すると、社名と同じファミレスの『すかいらーく』をすべて閉店し、シニア層や女性客まで幅広い客層をターゲットにするため、リーズナブルな『ガスト』を中心とした経営にシフトし、見事に業績回復を実現。16年度のガスト1店舗の一日平均売上高は上場時に比べて約7000円アップ。本年度もさらなる業績拡大を見込んでいるはずです。

24時間営業を全店で廃止したことで話題となった『ロイヤルホスト』を運営するロイヤルホストホールディングスも業績がアップしました。『セブン-イレブン』以外の業績がパッとしない、セブン&アイ・ホールディングスが運営する『デニーズ』は好調とはいえませんが、全体的にはファミレス業界は良かったといえるでしょう」

逆に居酒屋チェーンなどは不振が目立ったという。やはり高齢化社会が進む今、シニア層を上手に取り込めるかが成否のカギを握りそうだ。

「また、去年に限った話ではありませんが、ネット通販も好調です。目立つのはやはり『ZOZOTOWN』。ネット上の百貨店ともいえるアパレル系専門のショッピングサイトですが、運営するスタートトゥデイは、自社で仕入れは行なわず、取り扱いのあるすべてのブランドに自己負担を課しています。これにより在庫を抱えることなく、それにかかる経費を削減することもできる。意外にもこのビジネスモデルはどこもマネできていない。

これからはネット通販とリアル店舗の競争も激しくなっていくでしょうね。ネットから客をリアル店舗へどう引き込むか、逆にリアル店舗からネットへどう客を引き込むか、それをうまくできたところが生き残っていくのだと思います」

また、中古ブランドを扱うこんなところも伸びているという。

「『コメ兵(ひょう)』や『ブランディア』などのリサイクルショップ系です。なかでもバッグや洋服などブランド品の扱いが多いこのふたつは元気がいい。不用品を段ボールに詰めて送るだけで買い取りが終了する仕組みが受けたのです」


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