週プレNEWS TOP 連載コラム セルジオ越後のサッカー「一蹴両断!」 セルジオ越後が浦和と鹿島の“2強”に期待 「ACLでも頑張って、Jリーグを盛り上げてほしい!」

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セルジオ越後が浦和と鹿島の“2強”に期待 「ACLでも頑張って、Jリーグを盛り上げてほしい!」

[2017年05月18日]

鹿島、浦和は総合力で抜けていると語るセルジオ越後氏

開幕前の下馬評どおりだね。Jリーグは今季も鹿島、浦和の“2強”を中心に動いている。ともに下位チームに取りこぼすなど“横綱”というほどの圧倒的な強さはないけど、リーグ首位を争い、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)でも1次リーグを早々と突破。やはり総合力で抜けている。

そんな両チームが5月4日に今季のリーグ戦で初対戦。序盤戦の天王山とあって、埼玉スタジアムは約5万7千人の観客で満員。まるでトーナメントの決勝のような緊張感あふれる雰囲気のなか、アウェーの鹿島が1-0で逃げ切り、勝ち点3をモノにした。

しっかり守って少ないチャンスをモノにするのが鹿島のサッカー。ただ、この試合ではベタベタに引いて守るのではなく、思い切って高い位置からプレスをかけたのが功を奏した。浦和はいつも最終ラインからゆっくりとボールを回しながらチャンスをうかがうんだけど、そこでの余裕を奪い、何度も何度もミスパスを誘った。

そして、もうひとつ効果的だったのが、今季の浦和のキープレーヤーであるFWラファエル・シルバを徹底的に潰したこと。特に、今季加入したボランチのレオ・シルバが効いていたね。彼は攻撃も守備も高いレベルでこなせる選手。でも、周りの選手の質が高い鹿島では守備の役割に専念できる。相手チームにとっては、前所属の新潟時代よりもさらにいやな存在になった。

そのレオ・シルバの後方に控えるDF昌子(しょうじ)の安定した守備も光った。レアル・マドリードなどと対戦した昨年のクラブW杯での経験で、さらに自信をつけたのだろう。日本代表でもレギュラーを争う力が十分ある。今後、攻撃時のセットプレーでも存在感を発揮できるようになれば、秋田、中澤、闘莉王、吉田ら歴代の日本代表のセンターバックと肩を並べる存在になれるんじゃないかな。

そのほかにもベテラン小笠原が健在で、エースの金崎も好調。切り札の鈴木もイキのいいプレーを見せている。昨季途中にカイオ、今季開幕前に柴崎が抜けたけど、戦力的には上積みされたといっていい。


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