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大関昇進に挑む高安が語った、尊敬する兄弟子・稀勢の里への「感謝」

[2017年05月19日]

高安は出世を支えてくれた兄弟子に続き、優勝で大関昇進を決めることができるか? (写真はイメージです)

14日に幕を開けた大相撲夏場所で、関脇の高安(27歳・田子ノ浦部屋)が大関昇進に挑んでいる。

大関昇進の目安は三役3場所で33勝以上。高安は直近の2場所で23勝を挙げているため、今場所に10勝すれば昇進が見えてくる。しかし、番付が発表された5月1日の記者会見では、「15日間、しっかり取り切って全勝したいですね」と全勝優勝で昇進を決める決意を語った。

高安にとって刺激になっているのは、同部屋の横綱・稀勢の里(30歳)だ。入門以来、ずっと憧れて尊敬してきた兄弟子は、今年の初場所で初優勝を飾って新横綱に昇進。大阪で行なわれた先場所は、左腕に大きなケガを負いながら奇跡的な逆転優勝を決めた。

劇的な連覇を達成した稀勢の里の姿を、支度部屋のテレビで見ていた高安は、「ケガをしたときは祈るしかなかったんですが、いい結果になって感動しました。まさかの展開に込み上げるものがありました」と、人目をはばかることなく涙を流した。

その優勝パレードで旗手を務め、大阪のファンの歓声に応える横綱のまぶしい姿を最も近くで目にした高安は「次は自分が優勝してオープンカーに乗りたい」と場所前に誓った。

高安の入門までの経歴は、稀勢の里と重なる部分が多い。茨城県牛久市出身で中学まで野球に没頭した稀勢の里。対する高安も茨城県の土浦市に生まれ、中学では野球部で活躍した。2002年に入門した兄弟子から3年遅れて、これまた稀勢の里と同じく中学卒業と同時に元横綱・隆の里が師匠を務めていた鳴戸部屋(13年末に田子ノ浦部屋に変更)に入門した。

このとき、稀勢の里はすでに幕内力士。15歳の新弟子にとって、入門後にスピード出世を果たした兄弟子ははるかに遠い存在だった。一方の高安は、鳴戸部屋の猛稽古に耐えられず、何度も千葉県松戸市の部屋を脱走して自宅のある土浦まで帰った過去を持つ。


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