どむぞうくんのロゴと、大人気の看板メニュー「甘辛チキンバーガー」

日本初のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」が、ホテル事業などを手がけるレンブラントホールディングスに買収されることが決定。

ネットでは全国各地のドムドムファンの間で不安の声が飛び交う事態に。「変わってしまう前にもう一度…」と数少なくなった店舗を探して訪れる人も増えているようなので、今こそ長~く愛される「ドムドムハンバーガー」の魅力を徹底分析!

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魅力を探るにあたり、まず話を聞いたのは同人誌の発行など様々な形でドムドムの応援活動をしている「ドムドム連合協会」の副会長、けんちん氏。ドムドムの魅力って?

「まず皆さんに知ってほしいのは、ドムドムが日本初のハンバーガーチェーンだということ! マクドナルドが上陸するより先に日本人にファストフードとしてのハンバーガーを教えてくれたありがたい存在なんです」

では今、ほかのハンバーガーチェーンに勝る魅力は?

「多数ありますが…最大の魅力は古き良き70年代に誕生して、今なお継承されている“アットホーム感”です」

ファストフード店なのにアットホーム感…? ここで“内側”から見たドムドムの魅力を語ってくれたのは、約20年前に山口県のドムドムでアルバイトを経験し、現在は売れっ子スタイリストのイトウ氏。

「僕が働いていた当時は制服もなく、とにかくマニュアルがゆるかったです。それゆえに愛のある接客ができて。毎日来るおばあちゃんが財布から小銭を全部出して会計が足りなくても補填(ほてん)してあげる。おなかをすかせた高校生には2回半巻きのソフトクリームをもう1回転。そんな優しい雰囲気がドムドムには今も残っていると感じますね!」

マニュアルの枠を超えているけど、アットホーム感は伝わったぞ! また、イトウ氏によると、食品流通の強みを生かした新鮮な素材とできたての提供、さらに店舗ごとの個性的なメニューや珍サービスもファンを飽きさせない魅力だという。

熱いファンを抱えるドムドム…これは再建にも期待したい! でも、何が変わるの? 買収先のレンブラントホールディングスに今後の展望を聞いてみると。

「ボリュームよりも品質・食材というスタンスは変えずに、設備の老朽化が原因で廃止となった懐かしの人気メニューを復活させる予定です。また、オープンキッチンやソファを配したカフェ風店舗の展開、利便性の高い立地への出店なども計画しています」

ドムドムファンの思いに応えながらも、ちょっとオシャレになる? あと、ロゴが変わるってウワサですけど!?

「ロゴは変更しますが、ぞうさんは残す予定です」

これはひと安心! 今後のドムドムからも目が離せないっ!!

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(写真提供/ドムドム連合協会)