女子プロレスといえばクラッシュギャルズ、北斗晶、アジャコング…で時代が止まっている読者も多いのでは? しかし今、じわじわと人気再燃! 各団体がしのぎを削り、交流しつつ盛り上げている。
実力はもとよりビジュアル的にも人気の“ツヨカワ女子”も続々輩出、発売中の『週刊プレイボーイ』24号ではその中から選りすぐりの6人をグラビアでピックアップ、水着姿まで撮り下ろしている。
そこで、前回配信した宝城カイリ選手のインタビューに続き、ほかの5人にも登場いただき、今をときめくリングの女神たちを前後編でご紹介する!
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まずは、デビュー1年とは思えない堂々たる試合ぶりで話題の木村 花選手。キュートなベビーフェイス、妖艶なヒールというふたつの顔を使い分ける19歳だ!
―デビュー1年で、すでにタイトル戦にも絡むというすごい活躍ですね。
木村 でも緊張もしてますよ! 緊張しすぎておなかが痛くなったりもしてました…。
―プロレスを始める前に、何かスポーツはしていたんですか?
木村 中学でちょっとだけ柔道部だったのと、小学生の頃からダンスが好きでずっとやってます。
―お母様で先日引退した元プロレスラーの木村響子さんに勧められたのがきっかけでプロレスを始めたそうですが。
木村 はい。試合のこととか相談すると、すごく的確なアドバイスがもらえます(笑)。実は母のデビュー戦から観てるんですよ。5、6歳の頃ですけど、私をママチャリに乗せて、片道1時間かけて道場まで通ってたんです。
―木村響子選手のデビューまで一緒に歩んだんですね!
木村 そうとも言えるかも(笑)。
―印象に残っている試合はありますか?
木村 母の初めてのデスマッチは覚えてますね。小学2、3年の頃で、目の前で血まみれになったことは忘れられません(笑)。自分の試合では、初めてアジャコング選手とシングルマッチをさせてもらった時ですね。大きくて攻撃も重くて「うぅっ」てなるぐらいだったんですけど(笑)。でも、やっとレスラーとしてリングで受け入れられたと感じられて、自分のスタート地点のように思ってる試合です。
―プロレスの面白さってなんだと思いますか?
木村 ゴールがないところですかね。最低限のルールだけがあって、何をするかは個人の自由で、正解とか間違いとかもなくて。最終地点みたいなものもないので…楽しいです!
―どんな選手になりたい?
木村 「絶対こうなりたい」みたいなものはないんですけど、説得力のある試合をしたいな。目指している選手はいないけど、里村明衣子選手とか浜田文子選手とか強いレスラーに憧れます。
―そのお二方は海外でも活躍されていますが、やはり将来は海外にも進出したい?
木村 はい! 最近はTwitterとかで海外の人からリプもらったりすることも増えてきて。英語は勉強中なので、絵文字で伝えたり「お気に入り」に入れて心の中でありがとうって思ったりですけど嬉しいですね。海外ではまだ試合をしたことがないけど、いずれ世界のあちこちに行ってみたいです!