ハッキリしない年上の男性に迫る彼女…こんな彼女にごはんを作ってもらいた～い！ 男の妄想を写真で叶えるミニドラマ『パジャマレシピ』。お料理おねえさん・大森麻里が、朝と夜の毎回違ったシチュエーションでアナタの彼女を演じちゃいます。
彼女が語りかけてくるｏｒ彼女に語りかける…それぞれの恋愛シチュエーションをその日によって体感ーー。紹介するレシピは朝晩のメイン食材は同じでコンビニでも買えるもの。簡単＆クイックメニューで料理の幅も広がって、恋愛ムードを楽しみながら女子ウケしそうな料理男子にもなれちゃうぞ！
ビューティーアドバイザーの彼女は、仕事ではキラキラ系女子なのに私生活では奥手すぎる年上男性と友達以上恋人未満の関係でモヤモヤモードーー。そんなカレとの関係を進めたくて、家飲みに誘ってみると…。
個人的に連絡を取り合うようになってから３ヵ月。何回かデートをしていたコが、この週末のデートで「家飲みしよう」とラインを送ってきた。彼女が何を求めて提案したのかは想像ついたけど、断ってこの関係が壊れるのもイヤだった俺は「いいね！」と返した。すると、「ワインは詳しいＵさんの担当だからね」とすぐに戻ってきたので、ゴルゴ１３の「わかった引き受けよう」のスタンプでちょっと笑いもとっておいたんだけどね。
その日、部屋で出迎えてくれた彼女は、シンプルだけど胸の谷間が見える服でそそらせているよう。そんなあからさまなのも男として嬉しくなくはないが、こっちもイイ歳なんで、ガキみたいに盛りがつくのも考えものだし。とりあえず、飲みすぎないよう戒めながら持参したワインを飲んで…。
着いた頃はまだ少し明るかったけれど、気づけば１時間以上経って、外はすっかり暗くなっていた。「カーテン、閉めようか」そうやってこちらを誘うような彼女の視線が妖しいーー。
「私の料理、口にあった？」目の前でこちらを窺いながら、微笑みかかる彼女だけど、これってワインで意外と酔ってるのかね…。ますます、胸の谷間が露わに訴えかけてくる感じで、これはもうそういうことになるしかないか？と思いつつ、間をおいて「ちょっとトイレ、借りるね」と俺。さぁ、どうする…。
積極的な彼女にドギマギ！
戻ると、座っていた場所の隣に移動していた彼女が、またワインを片手に…でもちょっとその横顔が愁いを帯びて…。せっかく、ここまでセッティングして、幻滅させちゃったかね。いくら、慎重にならざるを得なくても、その気にさせといて往生際が悪すぎるってのはわかってる。
戻ってきた僕に気づいて「あんまり食べてないでしょ？ 私も飲んでばかり…」なんて、小皿に料理を取り分け始めたけど。無理に気を取り直したような、作り笑顔させてるのもよくない。「いや、食べる食べる！ ちゃんとしすぎてて、遠慮してただけなんだけど。お腹すいてきちゃったよ」
実際、彼女の料理の腕前はかなりのもので。つい、本気で食べてたら「ほら、あーんして」って、すっかり機嫌が戻ったみたいな彼女が、うーん、そうきたか…。これはだいぶ恥ずかしいシチュエーションなわけで、今までのシニカルな自分だったら興醒めしても不思議ないんだが。百貨店の化粧品売場で働く彼女はキレイでおしゃれだし、キラキラ系に見えて、実は家庭的な奥さんタイプな一面も持ってたわけで。
今夜は帰してもらえない！？
今まで、いろいろ理由をつけて、女性とちゃんと向き合うのを避けてきた自分だけど。こういうコと一緒に暮らしてみるのが、しあわせってものなんだろうな。その谷間から目を離せない本能…にだって、もう従ってみたっていいかね。今夜こそは逃げ場がないだろうな、いや逃げたらもう次はないし、なんて他人事のように客観視してる自分がまだいるわけだけど。さぁ、どうする？
「まだ少しお腹に余裕ある？」意外な言葉に我に返ると、エプロンと冷凍餃子を手にした彼女がいて。覚悟を決めきれてない、こちらを見透かされたのか、それとも結局、彼女のほうが一枚上手で、手のひらの上に乗せられてるのか…。
エプロンをしてキッチンへ向かった後ろ姿を見送りながら、また堂々巡りな気分でもある。ふと、頭をよぎった。このまま背中から押し倒して、荒々しく服の上からでも乱暴に彼女を…。さぁ、どうする？
■恋愛レシピ２８ 餃子のオイスター炒め材料（２人前）冷凍餃子…１０個ピーマン…２個なす…１本しょうが（すりおろし）…少々にんにく（すりおろし）…少々オイスターソース…大さじ１杯ごま油…適量
１．ピーマンとなすは食べやすい大きさに切る。２．冷凍餃子は表示通りに調理し、一度取り出しておく。３．フライパンにごま油を弱火で熱し、にんにくと生姜を炒め、香りが立ったら中火にし、ピーマンとなすを炒める。４．しんなりしたらオイスターソースを加えて炒め合わせる。
出演：大森麻里 オフィシャルサイトhttps://mariomori.amebaownd.com/
撮影：早川善博 ヘアメイク：大田奈々恵 編集協力：渡邉裕美