週プレNEWS TOP 連載コラム セルジオ越後のサッカー「一蹴両断!」 「最低限のノルマをクリアした」U-20W杯でセルジオ越後が評価する日本の若手は?

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「最低限のノルマをクリアした」U-20W杯でセルジオ越後が評価する日本の若手は?

[2017年06月08日]

各選手が所属クラブでアピールをしてほしいと語るセルジオ越後氏

東京五輪世代が貴重な経験を積んだ。5大会ぶりに出場したU-20W杯で、日本はグループリーグを突破。続く決勝トーナメント1回戦で、ベネズエラに延長戦の末に0-1で敗れたものの、最低限のノルマはクリアしたといっていい。

ただ、延長戦で敗れたベネズエラ戦の結果は仕方ないとしても、欲を言えばグループリーグ3戦目のイタリア戦(2-2)は最後まで勝ち点3を目指して戦ってほしかった。相手はコンディションが悪く、後半に入ってからは極端に運動量が落ち、自陣に引いて守るだけ。ボールを奪っても攻めようという意識はなかったからね。

確かに、引き分けでもグループリーグを突破できたのだから、無理をして攻める必要はなかった。でも、積極的に攻めればチャンスはつくれたと思うし、選手交代のカードを一枚も切らなかったのは理解不能。それこそ久保(FC東京U-18)を切り札として使ったら面白かった。イタリアに勝ち切れば、さらに大きな自信を得て日本に帰れただろうから少しもったいなかった。

選手個人で目についたのは、DF中山(柏)とMF堂安(G大阪)のふたり。

主将の中山はCBとしての対人能力を備えているのはもちろん、相手にプレッシャーをかけられても、慌てずにゲームを組み立てられる冷静さが光った。ボランチの選手にボールを預けられ、彼が攻撃の起点となる場面も何度も見られた。まるでひとりだけオーバーエイジの選手が交ざっていたような感じ。

左利きというのも大きな魅力だ。現時点でもA代表で十分通用すると思う。W杯最終予選のイラク戦(6月13日)に向けて招集されたCBの選手たちと比べても、吉田以外の選手と差はないよ。


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