週プレNEWS TOP ニュース 社会 受動喫煙問題でさらに大きな火種! スモーカーが愕然とする、新たな“喫煙後30分ルール”とは?

ニュース

受動喫煙問題でさらに大きな火種! スモーカーが愕然とする、新たな“喫煙後30分ルール”とは?

[2017年07月08日]

NEW

―受動喫煙のリスクについては、例えば『肺がんの発症率が非喫煙者の1.3倍』など、これまでいろいろと言われていましたが、『喫煙後、30分間は口からタバコの成分が吐き出され続ける』なんてことは聞いたことがありません。

大和「それが学術論文で初めて発表されたのは2009年で、米国・アリゾナ州立大学の研究者によるもの。比較的新しい研究結果ですから、一般的にはあまり知られていませんでした」

―その学術論文はしっかりとしたエビデンスに基づくものだったのでしょうか?

大和「もちろん。喫煙後、口内の粘膜や衣類に付着するニコチンなどの物質が空気中の亜硝酸と反応し、最終的には『タバコ特異的ニトロソアミン』という発がん性物質に変わる過程が科学的に分析されています。これは喫煙後の残留物から非喫煙者が発がん性物質を吸入する、いわゆるサードハンドスモーク(三次喫煙)の有害性を証明するものです」

―タバコの成分が喫煙後30分間、呼気に残るという話は…?

大和「この研究結果を踏まえて、大学の研究室で喫煙後の呼気に含まれるガス状物質(ニコチンなどのタバコの成分)の濃度を測定したところ、喫煙前の通常の状態に戻るまでに最短でも30分必要であるとの結果が出ました。繰り返しになりますが、このガス状物質は空気中で化学反応を起こして発がん性物質に変わる。つまり、喫煙後30分は呼気による三次喫煙のリスクが残るということになります。

三次喫煙はタバコの煙を直接吸い込む受動喫煙(二次喫煙)に比べれば健康被害のリスクは小さいものの、ぜんそくや化学物質過敏症の患者に対しては発作を誘発し、中には『安心して働くことができない』と退職を余儀なくされた事例もあります」

会社でオフィス内を禁煙にして喫煙室を設置するのは今や常識だが、それはタバコの煙を遮断する受動喫煙対策にとどまる話。今後、「官公庁や自治体、企業の職場で“待ったナシ”で進む」と大和教授が予測するのは、それよりさらに進んだ三次喫煙対策のほうである。

―となれば、“30分ルール”が職場でも…?

大和「喫煙後30分は職場に戻れないとなると、業務に支障が出るのでそれは現実的ではありません。企業が採り得る三次喫煙対策とはつまり、社内全面禁煙化の徹底です。すでに模範となる動きは出ていて、例えば事務機大手のリコーは15年1月から喫煙所を敷地内から撤廃し、出張先や外出先も含めて勤務時間中は全面禁煙に。禁煙支援のため補助薬や治療費を補助する制度も作りました。

また、星野リゾートも社内禁煙を進め、入社希望者には面接時に喫煙の有無を確認、喫煙者は入社時にタバコを断つことをその場で誓約しなければ不採用とする方針を打ち出しています。さらに東京五輪に向けて、こうした動きが広がっていくことは間違いないでしょう」

会社でタバコを吸えず、家に帰っても30分間は締め出される…。今後、ますます喫煙者の肩身は狭くなるかもしれない。

(取材・文/週プレNEWS編集部)

 


ジャンプ50周年展VRはこちら!

連載コラム

Column

連載コラムを見る

Back Number

  • Jun 4th 2O18 no.23
  • May 28th 2O18 no.22
  • May 21st 2O18 no.21
  • May 14th 2O18  no.19・2O

 

Gravure Gallery

もっと見る

MOVIE Channel

【動画】大原優乃、今年もグラビア界を席巻中!!

もっと見る

新刊のお知らせ

  • 浅田真央『また、この場所で』
  • 『週プレ グラビアスペシャル増刊GW2018』
  • 大原優乃『ゆうのだけ』
  • 小宮有紗『Majestic』
  • 飯豊まりえ『NO GAZPACHO』

 

メルマガ会員&アンケート 2018年No.23

メルマガ会員&アンケート グラビアスペシャル増刊GW2018