週プレNEWS TOP 連載コラム "本"人襲撃 この時代にこそ考えるべき死生観――SNSやブログは生きる支えになる?

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この時代にこそ考えるべき死生観――SNSやブログは生きる支えになる?

[2017年07月18日]

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「小林麻央さんの生き方は日本人の心を熱くしました。多くの人が死生観を考え直すきっかけになったと思います」と語る鎌田東二氏

スピリチュアル界で話題になっている本がある。それが本書『日本人は死んだらどこへ行くのか』

『古事記』や『新古今和歌集』から『シン・ゴジラ』や『君の名は。』、さらには江戸時代の国学者である本居宣長(もとおり・のりなが)や平田篤胤(あつたね)まで古今東西の作品や人物を掘り下げ、日本人の死生観について考えた作品だ。

著者は京都大学名誉教授、上智大学グリーフケア研究所特任教授の鎌田東二氏。宗教学者、哲学者、神道ソングライターとして精力的に活動する氏が、生き方を指南する!

* * *

―結論からお聞きしたいのですが、日本人は死んだらどこへ行くのでしょうか?

鎌田 そもそもこの本は「死んだらどこへ行くのか、現代日本人に考えてもらいたい」と思って書いたんです。もちろん私なりの考えはありますが、終活の仕方がいろいろあるように、死後の魂の行方をどう考えるかも人それぞれでいいと思います。

―なるほど。

鎌田 ヒントになることは書かせていただきました。日本人がこの問題をどう考えてきたかをたどることで見えてくるものがあるはずです。例えば、もうすぐ新盆ですが、お盆の時期には先祖の魂が家族の元に戻ってきて、共に過ごして、また帰っていくと考えられています。日本人にとって、あの世とこの世の境界はあいまいなんですよ。

―ご先祖さまがあの世から見守ってくれている、という感覚が日本人にはありますよね。ただ、本当にそういうことを信じているかというと…。

鎌田 現在はそういう死生観だけで済まされませんよね。1995年の阪神・淡路大震災では心理学や精神分析学を基にした被災者の「心のケア」が注目されましたが、2011年の東日本大震災では「心のケア」で太刀打ちできないほど死者や行方不明者が出てしまった。

ですから、死者の弔いを考える「魂のケア」が必要になりました。どう弔うかは、死生観の問題です。

―突然、近親者や親しい人が亡くなった悲しみをどう癒やすかということですね。

鎌田 阪神・淡路大震災と東日本大震災の間のわずか16年で、日本人の死生観は大きく変わりました。葬式も以前は自宅でしたが、斎場が当たり前になった。血縁・地縁が薄くなって「無縁社会」が一般化しています。少子高齢化、老老介護、孤独死も増え続けている。そういう流れが加速する今、日本人は改めて死んだらどこへ行くのかに思い巡らせ、死生観を考え直すべきです。


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