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改造内閣発足で考える、なぜ大臣になると政治家は劣化するのか?

[2017年08月07日]

■官僚の思惑どおりに行動した議員が大臣になれる

官僚出身の議員は?

池田「官僚出身者の目標は、同じ年次(同期)や先輩の官僚を超えることのみ。彼らは超高難易度の国家公務員試験を突破した秀才ぞろいですが、そのなかでもさらにランクがある。公務員試験の成績によって入れる省庁が限定され、入省後も試験の成績によって出世の限界が最初からほぼ決まっているのです」

そうなの!?

池田「官僚で政治家になろうとするのは、事務次官になれそうもない人ばかりです。選挙さえ突破し続けて大臣になれれば、同期や先輩を追い抜いて一発逆転できるというのが、唯一にして最大のモチベーションです。先の国会で迷走答弁を繰り返した金田勝年前法務相や、加計(かけ)学園問題で獣医師会に情報を漏洩させた山本幸三前地方創生相、『このハゲー!!』で名をはせた豊田真由子氏などがいますね」

上昇志向が強く、自己実現にしか興味がない連中か……。

池田「続いて公募組。政党の公募に応募して政治家になった人たちですね。基本的に1名しか当選できない小選挙区制では、『誰を』ではなく『どの党を』支持するかが勝敗を分ける。だから与野党問わず、政治経験はないけど高い学歴や職歴など、見栄えのする経歴を持った大衆受けしそうな人ばかりになった。彼らは共通して“意識高い系”なので、非常に勉強熱心です」

ダメなことなの?

池田「世襲議員と同様、先輩議員や官僚の言うことを熱心に学んでしまう。官僚は自分たちよりも学歴が上なので、言われることに疑問も感じずに受け入れてしまう。これは有名人系も同じです。彼らは政治の素人だとバカにされているのを自覚しているので、意外と勉強熱心です」

てことは……。

池田「ほかのタイプの議員と同様、“量産型政治家”への道を迷わず進みます。そして当選回数が重なってくると、政治家気取りで大臣ポストを欲しがったりする。元プロレスラーの馳浩(はせ・ひろし)氏や、副大臣ですが、ヤンキー先生こと義家弘介(よしいえ・ひろゆき)氏などですね。本当に何もしない人が多いのが有名人系の特徴です」

つまり、どんなタイプの政治家も、官僚が描いた絵図のとおりに行動しちゃってるってことかあ……。

池田「官僚の思惑どおりに行動し続けた議員が、後に“閣僚適格者”としてリストアップされる。だから誰が新しい閣僚になったところで、何も変わるはずがないのです」

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(取材・文/菅沼 慶 撮影/本田雄士)

池田和隆(いけだ・かずたか)
元農林水産大臣秘書官。1967年生まれ、熊本県出身。「農林族議員のドン」と呼ばれた故松岡利勝元農水大臣の秘書を16年間務め、国家権力や利権、国の意思決定の実態を内側から目撃し続けてきた。


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