月9初出演となるドラマ『コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―THE THIRDSEASON』(フジテレビ系)がスタート。ヒロインを務める映画『劇場版 お前はまだグンマを知らない』も公開中。女優としても頭角を現しつつある馬場ふみかが現在の心境を週刊プレイボーイに語った!
■ナチュラルな自分を見てほしい
―今年3度目となる表紙は、ここ10年は記憶にない3号連続の合併号、しかも連載20周年を迎えた『週刊少年ジャンプ』の看板マンガ『ONE PIECE』とのコラボです。
馬場 光栄ですけど、今回はいつもより難しい撮影でしたね。だって、ルフィは男のコですよ(笑)。女の私がルフィをイメージした格好をしてどんなふうに見えるかわからなくて。その上、週プレさんらしさーー単にコスプレをするのではなくて、グラビアの写真として成立することも必要なわけで。
―いやいや。カッコよくてセクシー。バッチリですよ!
馬場 何より20年間『ONEPIECE』を支えてきたファンの方にどう受け止められるか不安ですが…少しでも喜んでいただければうれしいですね。
―さて、そんな『ONE PIECE』オマージュカットが表紙ですが、巻頭グラビアは地元の新潟ですね。
馬場 はい、佐渡島で撮りました。大人になってから行くとまた印象が違いましたね。すごくのどかでよかったです。
―何がよかったですか?
馬場 ご飯がおいしかった。あと、帰りのフェリーのデッキでウミネコに餌をあげるシーンを撮ったんですが、すごい勢いで寄ってこられて怖かったです(笑)。
―実にいい写真です。グラビアではどのカットが好きですか?
馬場 畳の上でゴロゴロしているカット。自宅にいるときはいつもこんな感じです。こういうナチュラルな自分って、週プレさんの撮影以外ではめったに撮られないですからね。
どう呼ばれるかに、こだわりがないんです
―それにしても相変わらず素晴らしいプロポーションです。今や馬場さんは各方面で“モグラ(モデル+グラビア)”女子の筆頭と言われていますが、逆にプレッシャーになったりはしませんか?
馬場 ありません。どう呼ばれるかということに対して、自分ではあまりこだわりがないんです。それに、本当はそういうカテゴライズではなくて、自分の名前だけで、早く「個」で勝負できるようにならないといけないと思っています。
―本田圭佑(けいすけ)選手みたいですね(笑)。誰かに追いかけられるという不安もない?
馬場 それよりは、いろいろなコが出てきて盛り上がるといいなという気持ちのほうが強いです。私自身、かわいいコを見るのが好きですから。
―特にモグラ女子という言葉が定着したことで、グラビアをやりたいコは増えているんじゃないですかね。
馬場 “モグラ”という言葉自体はイマイチだけど(笑)、だとしたらよかったんでしょうね。男女問わず、大勢に見てもらえるチャンスが広がったということだと思うので。
■強気と言われますが、双葉ほどじゃない
―モデル業、そしてグラビア業でも大活躍中の馬場さんですが、女優業も順調ですよね。7月クールでは、月9『コード・ブルー』も始まりました。
馬場 ずっと前から大好きな作品だったんです。だから出演できてすごくうれしいですね。
―ゴールデン帯、それもオーディションで勝ち取った役でしょう? 番組の公式サイトにそのときの動画が上がっていますが、涙の熱演ですね。
馬場 舞台の稽古中だったというのもあって、いい意味で力が入りすぎずにやれました。
―今回は新人フライトナース・雪村双葉役。今後、ヘリシーンや手術シーンもあると聞きました。
馬場 ヘリシーンはまだだけど、手術シーンの撮影はやりました。開腹の場面なんですが、リアルに演じられるか最初は少し不安でしたけど、ベストを尽くしました。
―あと、双葉は強気キャラですよね。馬場さんとかぶる気がするけど。
馬場 いや、近い面はあるかもしれないけれど違いますね。私自身、よく強気とか自信家みたいに見られることもあるんですけど、双葉ほどじゃない(笑)。ドラマではフェロー(新人の研修生)を見下したり、先輩たちにグイグイ言い寄ったりするシーンがあるけど「え、そんなこと言うの!?」とか、台本を読むときにはいつもドキドキしています。
毎回、違った馬場ふみかを見せられたらいい
■大谷翔平も真っ青の“三刀流”
―そして、ヒロインを演じた映画『劇場版 お前はまだグンマを知らない』も公開中。これは県外からグンマに転校してきた主人公がグンマ愛の強いクラスメイトに翻弄されるコメディです。馬場さん演じるツンツンの美少女のパンチラシーンが見どころと評判です。
馬場 そこ、食いつきすぎです。確かに自転車に乗って見せていますけど、すごくキレイに撮っていただきました。パンツの柄もかわいいので、これはぜひ、スクリーンで見てほしいですね。
―ハイ! というか役柄とはいえ、「パンチラを見てください」って……ちょっと恥ずかしくなったりします?
馬場 ありません。そもそもこれだけグラビアでいろいろ見せていて、何をいまさら恥ずかしいことがありますか。
―さすがです! 今や「モデル」「グラビア」に「女優」を加えて、大谷翔平も驚く“三刀流”ですね。
馬場 それ『ONE PIECE』にかけているんですよね(笑)。モグラでも三刀流でも好きに呼んでくださって構わないですが、女優としてのお仕事はこれからもっとがんばっていきたいです。
―最後に、もっと先を目指すための意気込みをお願いします。
馬場 すべてにおいて、毎回、違った馬場ふみかを見せられたらいいと思います。女性誌でも男性誌でも、テレビでも映画でも、ひとつのイメージにとらわれるのはいやだし、止まっていたら前に進めないと思うから。お芝居も最近はツンツンした女のコの役が多いですが、それ以外だってやりたいし、やれる準備はしているつもりです。
…女優としての私を知ってくださっている人は、まだまだ少ないと思うんです。だから一作一作を大事にしながらたくさんの人にアピールしていきたいです!
(取材・文/大野智己 撮影/三瓶康友)
●馬場ふみかの表紙&巻頭グラビアは『週刊プレイボーイ』34・35合併号(8月7日月曜発売)に掲載! グラビア・モデル・女優と多岐にわたって活躍する彼女の魅力をぜひご覧ください!