読者アンケート「好きな30代俳優」で圧倒的1位の山田孝之さんに、週プレ酒場でガチンコインタビュー!

俳優・山田孝之。ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ、映画『闇金ウシジマくん』『電車男』など多数の代表作を持ち、「ジョージア」「ドラゴンクエストXI」などのCMでも話題をさらう。

今や“カメレオン俳優”の名をほしいままにする彼は、男女問わず絶大な人気を誇っている。実際、本誌が行なった読者655人アンケート「好きな30代俳優」BEST10でも圧倒的な得票差で1位を獲得。

山田孝之とはどんな男なのか? 人気の秘密はなんなのか? 読者から寄せられた数々の疑問&珍問を彼に投げかけたところ…まさか、まさかのNG一切なしのガチンコインタビューが実現! 「週プレ酒場」で山田孝之が丸裸になっちゃった!!

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―週プレ読者655人アンケート「好きな30代俳優」BEST10でぶっちぎりの第1位。おめでとうございます!

山田 キャラクター的に当たり障りがないから、きっと「好き」って言いやすいんだと思います(笑)。特に異性に対しては、ビジュアルのいい俳優だと褒(ほ)めづらいですから。いわゆる背が高くて顔が小さくてスタイルがいい俳優と違って、僕は背も低いですし、ヒゲ面ですし、気だるげですし。

―いやいや、ご謙遜を。週プレ読者の年齢層は20代からアラフォー。同世代の男性から熱烈な支持を集めているということになりますが、どう思われますか?

山田 「ジョージア」のCMでいろんな職業の人の大変さを表現しているので、同世代の方に親近感を持ってもらえているような気がします。あとは、なんとなく楽しそうなイメージがあるからですかね? 同世代の俳優とはちょっと違うことをやっているので、そこにおもしろみを感じてくれているのかも。「こいつ、好きなことばっかりやってんなあ。なんかいいかげんだし、自由でいいよなあ」みたいな。

僕自身、ただ金儲けをしたい、カッコつけたいという理由で仕事を選んではいないので。そういうところが世間の皆さんに伝わっているんだと思います。

―本当に幅広く活躍されていますよね。最近では、映画『銀魂』で劇中に登場する謎の生物・エリザベスの声を担当されました。初日舞台あいさつでは着ぐるみの“中の人”としてサプライズ登壇し、会場を騒然とさせたとか(笑)。

山田 実は、もともと宣伝活動には一切参加しないという条件で引き受けたんです。見た人には、エンドロールで初めて僕の名前を見て驚いてほしかったので。ただ、今の時代、公開直後にSNSでばっと拡散されてしまうじゃないですか。どうせだったら、おもしろいことを仕掛けたほうがいいかなと思い、「初日舞台あいさつでエリザベスの中に入ります」と監督の福田(雄一)さんに伝えました。

そこで「途中で脱いだらおもしろいかもね。ムロ(ツヨシ)くんと僕で脱がそうか?」という話も出たんですけど、世間から「声だけなんて無駄遣いだ」と散々言われているので、だったらもっと「無駄遣い感」を強調したほうがおもしろいかなと。それで「絶対脱ぎません」と意地になって、最後まで顔出ししなかったという。でも“中”は想像を絶する暑さで…。やらなきゃよかったです…。

―さ、さすがです。

山田 小さい頃から「こういうイタズラを仕掛けたらみんなびっくりするんじゃないか?」ってことをずーっと考えているんですよ。仕事を選ぶときでもそう考えちゃう。芝居でもそうですし、広告でも歌でもそう。

だから、いきなり赤西仁と曲を出してみたりとか。「こいつ、曲出したのに全然歌ってねえじゃん!」みたいなツッコミも含めて世間の反応を楽しんでいるというか。結局、誰かに構ってほしいだけかもしれないですけど(笑)。

『週刊プレイボーイ34&35合併号』(8月7日発売)「山田孝之@東京都新宿区歌舞伎町」では、仕事からプライベートまで、山田孝之vs週プレ“疑問&珍問8番勝負”を掲載。そちらで全文をお読みいただけます!

(取材・文/テクモトテク 撮影/武田敏将)

●山田孝之(やまだ・たかゆき)1983年10月20 日生まれ、鹿児島県出身。2003年、『WATERBOYS』でテレビドラマ初主演。映画では200 5年、『電車男』で初主演を果たした。その後も『クローズZERO』『十三人の刺客』『バクマン。』など数々の作品に出演。テレビ東京系で放送されたドキュメンタリードラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』『山田孝之のカンヌ映画祭』は各方面で話題を呼んだ。また、赤西仁とのユニット「JINTAKA」を結成するなど、その活躍はとどまるところを知らない。最新作は公開中の映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。また、10月21日(土)にはバットマンの声優を務めた映画『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』が公開予定