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打ち上げ失敗の“ホリエモンロケット”を古賀茂明が「高く評価したい」理由

[2017年08月12日]

一方の日本では、いまだにリニア新幹線に国の資金が投入され、東芝救済にまで産業革新機構が出資しようとしている。

インドネシアの高速鉄道計画では、日本政府による円借款(日本政府の融資)供与の提案に「こんなプロジェクトは民間の資金でやるべき」とインドネシア政府に逆提案されて大恥をかいたばかりだ。リスクがあればなんでも国が出る体質は、途上国からも見ても周回遅れ。アップル、グーグル、テスラ社など、革新的な製品やサービスを生み出し、急成長するベンチャー企業が主役のアメリカとの差は開くばかりだ。

ISTの挑戦は、そんな日本の「官主導」の風潮に一石を投じた。機体に市販の部品を流用するなど、常識破りのコスト削減で市場競争に備えている。しかもISTは国から一切の援助を受けていない。

もし、「MOMO」の打ち上げに成功すれば、それは民間企業が独力でロケットを宇宙空間に到達させた国内初のケースとなる。これに勇気づけられて同社に続く企業の動きが加速すれば、日本がロケット大国になることも夢ではない

超伝導送電システム、再生可能エネルギー、自動運転技術、ロボットなど、創意工夫次第では世界トップを狙える産業分野を日本はたくさん抱えている。

そして、IT長者もたくさんいる。ちまちまとしたことにお金を使わないで、そうした分野に堀江氏のようにどんどんリスクを取って投資してほしい。そうなれば、日本の産業界はきっとまた元気になるはずだ。

●古賀茂明(こが・しげあき)
1955年生まれ、長崎県出身。経済産業省の元官僚。霞が関の改革派のリーダーだったが、民主党政権と対立して11年に退官。新著は『日本中枢の狂謀』(講談社)。ウェブサイト『Synapse』にて動画「古賀茂明の時事・政策リテラシー向上ゼミ」を配信中


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