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変わりゆく高校野球──部活動の継続率は90%超! 強豪校で野球部員の“やめない化”が進むワケ

[2017年08月12日]

― それはやはり、中学生の有望な選手を引き抜くスカウトがさらに活発になっているということ?

持木「そこはある意味ではひと昔前のほうがあからさまだったと思います。一部の強豪校では地元出身者がほとんどいなくて、世間の批判をかわすために中学3年時に近隣の中学校に編入させて“地元出身者”と見せかけるような工作もありましたから。

でも最近ではそこまでやるケースがあまり見受けられなくなりました。それは恐らく、甲子園に出場すると受験者数が増えるという図式が崩れてきているからでしょう。今の中学生やその保護者は知名度よりも教育理念や教育内容、進路先などで高校を選ぶ傾向が強まっています」

田澤「中学の硬式野球団体であるボーイズリーグやシニアリーグの強豪チームの主力選手をごっそり地方の私立高校へ進学させるケースもあって、最近、3季連続甲子園ベスト4に進出している秀岳館(熊本代表)も形としてはそのパターン。

野球留学には反発の声も少なくありませんが、私は15歳の時点で親元を離れて高校3年間を野球にかけるという選択をした彼らの意志を尊重したいと思うタイプ。特に最近は都市部の選手でも、学校側のスカウト以前に 『あの監督の元で野球がしたい』『家を出て寮がある高校で野球をしたい』『慕っていた先輩とまた野球がしたい』といった理由で、選手側が自ら地方の高校を選ぶ傾向も強まっていますから。

ちなみに、一方では花巻東(岩手大会敗退)や弘前学院聖愛(青森大会敗退)など“地元出身者で戦う!”と明確に打ち出している高校もあります。まあ、いろいろな方針の高校があるのは、いいことではないでしょうか」

― 今の高校野球って、ひと昔前と比べて試合の戦術や作戦も変わっていたりするものでしょうか?

持木「これはピッチングマシンが高性能になっていることが影響しているのでしょうが、最近の高校野球は“打高”といわれますね。監督の指導も大阪桐蔭(大阪代表)に象徴されるように“好球必打”、“フルスイング”が重視されます。バントが嫌われつつあるのも最近の傾向で、特に1回から3回にノーアウト1塁、あるいはワンナウト1塁という局面で送りバントを選択しない高校が増えています。それは試合序盤に送りバントをしても得点率が低いという統計学に基づいたものなんだとか」

田澤「最近の高校野球、特に強豪校は2枚、3枚と複数のピッチャーを用意しての継投策や、相手ピッチャーの特徴に合わせてスタメンの選手を一部入れ替えるといった起用法がそれほど珍しくなくなってきています。しかも、選手が変わったところで戦力がそれほど落ちない。年々、プロ野球みたいな戦い方になっている印象を受けます」

★この記事の続き、後編は明日配信予定!

(構成/興山英雄)


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