週プレNEWSでの連載「女優・黒川芽以の３０×３０」をスタートさせた黒川芽以『週刊プレイボーイ』が１５歳の頃から撮り続けてきた、実力派女優の黒川芽以さん。今年３０歳を迎えたメモリアルイヤーに、週プレと彼女とのコラボ連載「女優・黒川芽以の３０×３０」がスタート！
“黒川芽以と東京の夜”をテーマに、カメラマン・熊谷貫氏がデジタル写真集を撮影。そのメイキングとともに、芸歴２４年＆女優歴２０年の彼女による貴重なエッセイをお届けしていくスペシャル企画となる。
そこで、毎週金曜の更新となる新連載について、彼女を直撃。前回までは１０代２０代の頃を振り返ってもらったが、今回はこれから連載でふれていきたいことや恋愛観までを語ってくれた。（聞き手／週プレＮＥＷＳ編集長・貝山弘一）
―連載第１回目は、ちょっと意外でしたね。気が強そうなイメージもあるので。
黒川 よく言われます（笑）。女優女優した雰囲気の人とかクールだと思われることが多いみたいで。でも全然そうでもないんです。
―ストレートでマジメな部分があるから、周りからは応援してあげなきゃって思われるところも。可愛がられてずっと続けてこれたってこともあるのでは？
黒川 どうですかね？ 意見は言うほうなので、好き嫌いが結構分かれちゃうかもしれないです。当たり障りなくやっていくのは自分の理想じゃなくて。それだと何も生まれないし、つまらない人生になりそうだなぁと。大人になって、もっと人の意見を聞かなきゃとも思うけど、仕事に対するプライドがあるからとことん話し合っていいものを作りたいんです。その情熱があふれちゃう時があるんですよね…。
―今回の連載は、その情熱の受け皿としてピッタリですね。
黒川 そうですね（笑）。３０歳になった今の自分が思うことを語っていくので、この連載を１０年後に見たら自分はどんなふうに思うんだろうって考えちゃいますね。どう変わっていくのかなぁって。
―芸歴２４年だとこれまでいろんな出会いがあったと思うけど、連載では自分以外の人の話も織り交ぜていくの？
黒川 そういうことも話していきたいと思います。例えば、子供の頃に見ていた大人たちのこと。言われてイヤだったことは自分が大人になったら絶対に言わないとか、そういうことを考えながら生きてきたから。
―自分が大人になって、イヤだと思ってたことを言っちゃったことは？
黒川 ありました（笑）。子役のコにいきなり「おはよー」って言わないようにしてるんですけど…。子供扱いされたくないっていう気持ちが芽生える微妙なお年頃なんですよね。仲良くなったらいいんですけど、最初は子供でも「おはようございます」って丁寧に挨拶するように心がけてます。
―アスリートの世界でもそうだけど、同じ現場で仕事をやってる意味では年齢も関係ないですからね。
黒川 お芝居の世界も関係ないんですよ。特に、子供に対しては傷ついてほしくないって思いがあるから。でも私、大人の汚い部分はそれほど見てこなかったと思います。そんなに悪い大人はいなかったかなぁ…私の周りには（笑）。
恋愛を語ったら昼ドラになっちゃうかも（笑）
―逆に、これまで影響を受けた人とか、ステキだと思った人のエピソードは？
黒川 そういう話もしたいですね！ 共演者の方や監督さんなど、いい話なので名前を出して話せたらいいですよね。
―プライベート的なことでは、もちろん恋愛にも触れないとね…。
黒川 私の恋愛話でも聞きたいものなんですかね？ ３０歳にもなって小学校の頃の話しても面白くないと思うし、恋愛ＮＧでもないので。どこまで話していこうかな～（笑）。恋愛ものを演じるなら、いろいろ経験してないとわからないこともありますから。
―よく言いますが、実経験が芸の肥やしになってる？
黒川 大事だと思います。といっても、結婚してる役や妊娠してる役を何回も演じてますけど、まだプライベートでは経験してないですけどね（笑）。
―ずばり、自分で言うのもなんだろうけど恋多き女？
黒川 これって多いのかな…？ でも恋愛は大作映画になりそうな感じなので、連載では語りきれないんじゃないかな（笑）。昼ドラになっちゃうかも（笑）。
―そこまでですか（笑）。実際の恋愛では、どういうタイプ？
黒川 仕事と恋愛では性格が違うので、オンオフははっきりしてるかもしれないです。仕事はＳっ気が強く見られがちなんですけど、恋愛では皆無なので。プライベートのＳをもっと充実させていきたいんですけど、なかなかうまくいかないんですよね。恋愛ではプライドがないんです（笑）。
―男の人に染まっちゃうみたいな？
黒川 いや、そこまでどっぷりハマって相手の負担にはなりたくないですよ。もう大人なので！ ただ、恋愛はすごく積極的ではあります。直感で動くタイプ。そうも言ってはいられない歳なんですけどね。
若く見られることを嬉しく思えてきました
―３０歳なんてまだまだですよ（笑）。
黒川 最近、年下の人が「全然３０に見えないです」って褒（ほ）めてくれることがあるんです（笑）。ずっと大人っぽく見られたいって思ってきたけど、ようやく若く見られることを嬉しく思えてきました。それが今の喜び（笑）。
―若く見られるほうが、幅広い役もできるからいいのでは？
黒川 確かに、回想シーンとかもね。たまに学生服を着ることありますから（笑）。
―連載でどれくらい恋愛を盛り込めるかも注目すべきところですね。
黒川 注目なんですかね（笑）。どこまで話せるかわかりませんが、楽しみにしてくださいね！
●連載コラム「女優・黒川芽以の３０×３０」は毎週金曜１７時配信予定！
（撮影／熊谷貫）
■黒川芽以（くろかわ めい）１９８７年５月１３日生まれ。東京都出身。１９９３年『揖保の糸』ＣＭでデビュー。１９９７年に１０歳でＮＨＫドラマ『鏡は眠らない』に出演して以降、映画やドラマ・舞台と数々の作品に出演。これまでの出演本数は１００作以上に。公式ブログ、Ｔｗｉｔｔｅｒ【＠mei_kurokawasan】