“ガチで戦う”美女レーシングドライバーたち

「男の世界」と思われがちなモータースポーツ界に、“ガチで戦う女子”が急増中!

前回、週プレNEWSで配信した池島実紅(いけじま・みく)小山美姫(こやま・みき)に加え、そんな彼女たちがレーシングスーツ姿と真夏の普段着で魅せた!

■「実力をつけて結果を出します!」

小山美姫(KOYAMA MIKI)1997年9月5日生まれ、神奈川県出身。5歳から父と共にレーシングカートを始める。夢はF1ドライバー。FIA-F4、ホンダの軽「N-ONE」のワンメイクレース、競争女子に参戦している。

「カート時代は、父と二人三脚でした。父は超スパルタで、時にはコブシが飛ぶことも(笑)。F4ではまだ表彰台に乗れていません。「速くないのにメディアに取り上げられて」と思われているのも事実でしょうし、女だから生き残れてる部分があることはわかっています。今年は腕を磨き、実力で生き残れるように結果を出します!」

■「クネクネした山道が好きです!」

ホン・ミンウェイ(HUNG MING WEI)1986年10月5日生まれ、台湾出身。特技は中国語、台湾語、英語、日本語が話せること。現在、筑波大学大学院の博士課程に在学中。TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジに参戦中。第5戦の陸別ではクラス2位を獲得。

「サーキットのきれいに舗装された道よりも、山のクネクネした道を運転するのが大好き! 大学院では生活習慣病に関する研究をしていて、博士論文に取り組んでます。ラリーとの両立は大変ですが、ラリードライバーは子供の頃からの夢。いつかは全日本選手権にステップアップして、本場ヨーロッパのラリーにも出たい!」

■「今日は夜勤明けです」

関崎祐美子(SEKIZAKI YUMIKO)1985年1月19日生まれ、東京都出身。看護師として大学病院に勤務。大学時代にテレビでF1を見てレーシングドライバーを志す。スーパー耐久やロードスターレースに参戦中。

「前を走る人を追い抜くのが好きです。「よっしゃー! 次いくぞ!!」って(笑)。普段は看護師をしながら週末はレースという生活です。実は今日も夜勤明けで。このまま仕事とレースを両立させながらできるだけ上を目指したいと思っているのですが、責任ある役職になれば休みが取りづらくなることも……それが悩みかなあ」

最高230キロ以上出ますが怖さは感じません

■「表彰台でバク転を決める!」

岩岡万梨恵(IWAOKA MARIE)1993年3月5日生まれ、東京都出身。父の影響で3歳のときにF1を初観戦。現在は地元の体操クラブでコーチをしながらスーパー耐久レースやロードスターレースに参戦。目標は井原慶子さんのような世界で活躍するドライバー。

「器械体操の選手として体育大学に進学しましたが、レーシングドライバーになるという夢を諦めきれず『LOVE DRIVE』に参加しました。レースのときは闘争心を燃やしているのですが、運転している姿は“ドラミちゃん”みたいと言われます(笑)。これまでの最高順位は2位。早く優勝して表彰台の真ん中でバク転を決めたい!」

■「レース漬けの日々を送ってます」

池島実紅(IKEJIMA MIKU)1997年1月29日生まれ、神奈川県出身。レースチームで事務やマネジャーなどをしながら、自らもステアリングを握る。カートから転向して3年目の今季はFIA-F4、86/BRZ Race、競争女子に参戦。

「F4は富士スピードウェイで最高230キロ以上出ますが怖さは感じません。でもまだ速さが足りないし、筋力は男性に負けてしまうので、そこをどう補うのかが課題。弟がふたりいて、そのうちひとりが将来はエンジニアになって、お姉ちゃんと一緒にレースをしたいと言ってくれるんです(笑)。姉として頑張らないといけません!」

●『週プレ グラビアスペシャル増刊 SUMMER 2017』より

(撮影/本田雄士 文/川原田 剛)