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最終予選、間違いなく進化しているオーストラリア。ハリルホジッチの注目すべき決断とは?

[2017年08月28日]

W杯予選最大のヤマ場となるオーストラリア戦について語った宮澤ミシェル氏

サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第10回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど、日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したこと、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回は、残り2試合で佳境をむかえるW杯最終予選を前に、日本が対戦するオーストラリア代表を分析してもらった。

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いよいよ日本代表は8月31日のW杯アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦する。この一戦の持つ意味はとてつもなく大きい。

日本代表は残り2試合で勝ち点3を積み重ねれば出場権獲得が決まる。ただし、ホームの埼玉スタジアムでオーストラリアを破って出場権の獲得を決めないと、次に控えるアウェーでのサウジアラビア戦(9月5日)は一気に苦しい状況に追い込まれてしまう。

オーストラリア代表とは、去年11月にオーストラリアのホームで戦って1対1の引き分けだったが、今年6月のコンフェデレーションズカップを現地で取材した時には、オーストラリアは間違いなく1年前から進化していた。

コンフェデ杯でオーストラリア代表はグループリーグでドイツ、カメルーン、チリと対戦して0勝2分1敗。優勝したドイツには2−3で敗れたものの粘り強く戦っていたし、準優勝したチリにも一歩も引かない戦いをしていた。

チリ戦に先発出場して代表出場100試合となったオーストラリア代表の37歳の大ベテランFW、ティム・ケーヒルが、試合前日に会見で語っていたことが印象的だった。

「オーストラリア代表はフィジカル中心からタクティクスを生かすスタイルに変わってきた。この試みには賛同しているし、明日のチリ戦もこれまでとは違ったオーストラリアが見られて、面白いゲームになるよ」

その言葉通り、チリ戦でのオーストラリア代表は、これまで我々が見てきたフィジカル重視というチームカラーからは大きく変貌していた。

新たなメンバーを6人くらい起用し、戦い方も前線から激しく相手ボールホルダーをチェイスしながらパスコースを限定して中盤で奪う。そして一気に相手ゴールへと攻め込む。縦への推進力がとてつもなく大きかったね。

パスをつなぎながら攻撃を組み立てていくチリ代表が何度もボールを奪われて反撃を受けたのを見て、日本代表も前線からの守備にハマったらやられる可能性は高いという印象を受けた。

一方、ケーヒルがチリ代表のアレクシス・サンチェスをタックルでふっ飛ばすシーンもあった。こうしたこれまで通りのフィジカル勝負、パワー勝負の特長もチームには残っている。もう厄介なこと極まりない。


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