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奇跡の『プレイボール』復活で実兄・ちばてつやが語る、ちばあきおの思い出 「私が続きを描くのは無理だなって諦めたんです」

[2017年09月02日]

実兄で数々の大ヒット作を描き続けてきた漫画家・ちばてつや氏(右)と『キャプテン』の初代担当編集者である谷口忠男氏

41歳で夭折した天才漫画家、ちばあきおの名作にして野球漫画の金字塔『キャプテン』。その主人公・谷口タカオが弱小高校野球部に入部し、甲子園を目指す姿を描いた『プレイボール』の続編『プレイボール2』が今春、39年ぶりに『グランドジャンプ』で復活、大きな反響を呼んだ。

ペンを取ったのは『グラゼニ』原作者としても知られるマンガ家、コージィ城倉(じょうくら)氏。そのコージィ氏とちばあきおの長男であり現・同プロダクション社長である千葉一郎氏が新連載の制作秘話を語る対談は週プレNEWSでも3回にわたって配信した。

そして、8月18日にはついに単行本1巻も刊行! 今回はそれを記念し、第2弾として、ちばあきおの実兄にして『あしたのジョー』などの大ヒット作を描き続けてきた漫画家・ちばてつや氏と、初代担当編集者にして谷口タカオのモデルともされる谷口忠男氏(元『月刊少年ジャンプ』編集長)のおふたりに対談していただいた。

ちばあきお氏の人物像と思い出、そして話題の『プレイボール2』への期待など貴重なスペシャルトークをお送りする!

* * *

ちば あきおのデビュー当時を一番よく知っているのは谷口さんですよね。

谷口 そうですね。あきおさんがてつや先生のお手伝いをしている頃、僕が少年誌へ描かないかと声をかけたんです。それで掲載されたのが『校舎裏のイレブン』(1971年、『別冊少年ジャンプ』掲載)という読み切り。描き上げるのに1年かかったんだけど、完成したものが素晴らしくて。すっかり惚れ込んじゃった。それで次は『半ちゃん』(1971、同)って草野球漫画を描いもらって。

ちば 『半ちゃん』はどれくらい続いたの?

谷口 それも読み切りです。あきおさんもてつや先生と同じくらい描くのが遅かったから連載なんて、とても(笑)。で、もう一度、野球漫画をやろうかって話になって『がんばらなくっちゃ』(1972年、同。『キャプテン』の原型となる野球漫画)を描いてもらったんです。それも45ページの読み切り予定だったんだけど、あきおさんが風呂場で転んで怪我をしてね。結局、前後編に分けて掲載されたんです。

ちば 1本の短編が2本になったんだ。

谷口 そうしたら、長野(規・ただす、『週刊少年ジャンプ』初代編集長)さんが連載をやってもらえって言ってきて。連載なんて、とても無理ですって言ったんだけど、前後編で2ヵ月やったんだから大丈夫だろって押し切られちゃって(笑)。それで『キャプテン』ってタイトルも替えて、連載が始まったんですよ。でも、あきおさんを漫画の世界に引き込んだのはてつや先生ですよね。

ちば 引き込んでないよ。きっかけは作ったけどね。

谷口 彼も漫画が好きだったからアシスタントをやり出して。でも、てつや先生とそっくりにならないように意識してたってことをアシスタントから聞きました。

ちば 私は当時は全く気づかなかったけど、彼はずいぶん悩んだみたい。同じちばというペンネームだし、兄弟だから、亜流みたく言われるのはイヤだっただろうし。でも個性はいずれ自然と出てくるものなんだけど。

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