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「ダークネット」で深刻化する違法ドラッグ――日本も現実的に大麻解禁を議論すべき?

[2017年09月03日]

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“死を招く合成麻薬”が若者たちを蝕んでいると語るモーリー氏

『週刊プレイボーイ』本誌で「モーリー・ロバートソンの挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが違法・脱法薬物市場の拡大を支えているダークネットについて語る!

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世界最大のダークネット(闇サイト)「アルファベイ」が米司法省などにより閉鎖されました。ダークネットとは、一定期間を経ると痕跡を残さず消えるため、誰からも身元を知られることなくアクセス可能なウェブサイトのこと。仮想通貨ビットコインを決算に利用することで、銃器や違法薬物などあらゆる不法売買の取引が匿名で行なわれています

アルファベイ閉鎖に際し、セッションズ米司法長官は「今年最も重要な犯罪捜査のひとつとなる可能性がある」と胸を張りました。しかし、実際にはすでに世界中で“競合サービス”が乱立状態。おそらくコアな利用者たちは別のダークネットを使うことになるだけでしょう。

近年、世界の違法・脱法薬物市場の爆発的拡大を支えているのもダークネットです。従来はマフィアや麻薬カルテルが互いに牽制(けんせい)し合いながら参入障壁の高い閉鎖市場を形成し、(法とは違う)一定のルールの下で純度の高い“上物”と混ぜ物の多い“粗悪品”がそれぞれ流通していました。ところがダークネットの出現により、そういった統制がきかなくなった市場はカオス化。「ドシロウトからドシロウトへ」の個人売買が一般化してしまったのです

その結果、例えば欧州などでは合成麻薬MDMAの原料をダークネットで購入した10代の少年が、ネット動画の見よう見まねで適当な配合の錠剤をつくり、それをまた売りさばく…といった行為が横行。混ぜ物だらけの“死を招く合成麻薬”が若者たちを蝕んでいます。

今やイギリスでは、音楽フェスやクラブイベントの会場入り口でボランティアスタッフがMDMAの純度を計測するキットを使用し、「使っていいMDMAかどうか」を判定してくれるサービスを実施しているほど。もちろんMDMAはイギリスでも違法ですが、一緒くたに取り締まっても隠し持った“粗悪品”で命を落とす若者が増えるばかりなので、個人の使用や所持には目をつぶってでも薬物死を減らそうという取り組みにシフトしているわけです。


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