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「星を背負っている」C・ロナウド。進化を続けるスーパースターのすごさはどこにあるのか──

[2017年09月11日]

欧州のW杯予選でも活躍しているロナウドについて語った宮澤ミシェル氏

サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第12回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど、日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したこと、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回のテーマは、W杯最終予選でも活躍しているポルトガル代表のエース、クリスティアーノ・ロナウドについて。

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9月になって、ヨーロッパでもW杯最終予選が行なわれている。クリスティアーノ・ロナウドが中心のポルトガル代表はグループBで現在2位。本大会出場へ前進している。

それにしても、やっぱりロナウドはスーパースター。「星を背負っている」。

6月のコンフェデレーションズカップの取材で現地に行き、ロナウドのプレーと練習を見たが、ピッチでの振る舞い、何気ない仕草、ユニフォームの着こなし、そういった端々から、彼は「世界中の多くの人々から見られている」ということを常に自覚していると感じた。

DFとして相手にしたら非常にイヤな選手だ。ロナウドがボールを持っただけでスタジアムの観客が湧く。彼自身、それを意識していて、コンフェデでは8割は勝利のためのプレー、2割は観客のためのパフォーマンスという感じだった。

例えば、全盛期のラモス瑠偉はほとんど全力で走らないくせに、ここぞという時は必死の形相で相手を全力で追って、タックルで相手を削り倒す。そのあと、彼が全力疾走しなくても、誰の記憶にもラモスがピンチを防ぎに全速力で走ったことが記憶に残る。これもパフォーマンスだけど、実にうまい(笑)。

ただ、こうしたパフォーマンスも実力のうち。ロナウドは「観客はオレを観に来ている」ということをちゃんとわかってプレーしているし、実際、ピッチに彼が現れると、スタジアムにいる全員が自然と惹きつけられてしまう。

だからこそ、彼のことは「星を背負っている」と表現したい。自らの存在価値を強く意識していなければ、あれだけの肉体を作り上げることは不可能だろうからね。

コンフェデのポルトガル対チリ戦の前日練習ではピッチレベルで見たが、8人くらいで円を作った中にボールを奪う役がふたりいる「ロンド」というパス回しでのボール感覚や、蹴った時のインパクトの強烈さは本当にすごかった。

ボールの真芯を蹴った時の音がスタジアムに響き渡るんだ。ヴィッセル神戸に加わったポドルスキのキックも強烈で、私が現役時代にジェフで一緒にプレーしたリトバルスキーもそうだったけれど、うまい選手というのは回転をかけずに蹴る時のインパクトが強い。


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