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古賀茂明×望月衣塑子──安倍政権と闘い続ける“異端児”が忖度ナシで語り合う!

[2017年09月13日]

古賀×望月

舌鋒鋭く安倍政権批判を繰り広げる古賀氏と望月氏。両氏は近日中に共著を出版する予定とのこと

―彼はどんな反応をしました?

望月 もともと、菅官房長官は私を指名するときは顔を背けたりするんですが、この日はいつにも増してイヤそうでした(苦笑)。私の質問には、いつものように「国民の安心、安全のために全力を尽くしている」と繰り返すだけ。

それでも食い下がると、菅官房長官はキレ気味に「あなたは北の肩を持つんですか!」みたいな言い方をした。あれには驚きましたね。私は「北朝鮮を支持する」なんてことは、ひと言も言っていない。彼は私を北朝鮮寄りの記者だと印象づけたいのか、と疑ったほどでした。

古賀 安倍政権はマズイことは、すぐ隠そうとしたり、ごまかそうとするよね。

望月 そう思います。しかも、表でだけじゃなく、裏でも本当に“いろいろなこと”をやる。私がある筋から聞いた話では、週刊誌が加計学園の教授と安倍政権の不適切な関係をすっぱ抜いたときも、官邸から教授に連絡があって、「1ヵ月ほど海外に隠れていて」と要請があったそうです。

古賀 ああ、それはわかる。僕も官邸から“出国”を勧められたことがあるから。

テレ朝の『報道ステーション』で「アイ・アム・ノット・アベ」(*2)と発言した15年初春のこと。官邸の長谷川英一広報官から「メシを食おう」というメールや電話が何度も入ってね。相手は経産省時代の先輩。最初は誘いをかわしていたんだけど、根負けして都内の和食店で会ったんです。

その席で彼が切り出したのが、なんとトルコ行き! 「君は海外で活躍すべき。とりあえずイスタンブールの大学に行って、将来はアメリカで活躍してみないか」としつこく勧められた。おそらく、政権批判する僕を海外に追っ払おうとしたんでしょう。でもトルコじゃ暗殺されかねない(笑)。

(*2)2015年1月23日、テレビ朝日系『報道ステーション』にコメンテーターとして主演した古賀氏は、「IS」(イスラム国)による2邦人殺害を受け、安倍政権の外交安保政策を批判。殺害された後藤健二氏にちなむ反テロ運動支援メッセージ「I am Kenji」をもじって、「今こそ、日本人は『アイ・アム・ノット・アベ』と世界に向けて発言すべき」とコメントした。この放送により、テレビ朝日は官邸から猛抗議を受けた

★『週刊プレイボーイ』39・40合併号(9月11日発売)では、 「森友&加計」えこひいきの現場、そして日本の防衛費が膨れ上がる本当の理由について、ふたりが忖度ナシで語り合う!

(撮影/高橋定敬)

●古賀茂明(こが・しげあき)
1955年生まれ、長崎県出身。経済産業省の元官僚。霞が関の改革派のリーダーだったが、民主党政権と対立して11年に退官。著書に『官僚の責任』(PHP新書)、『日本中枢の狂謀』(講談社)など。ウェブサイト『Synapse』にて動画「古賀茂明の時事・政策リテラシー向上ゼミ」を配信中

●望月衣塑子(もちづき・いそこ)
1975年生まれ、東京都出身。東京新聞社会部記者。千葉、横浜、埼玉の各県警、東京地検特捜部などを担当。2児を出産後は日本の兵器ビジネスや軍学共同について取材。著書に『武器輸出と日本企業』(角川新書)。森友・加計問題をめぐる菅官房長官への追及で一躍有名に


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