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80年代ジャンプの2大レジェンド・原哲夫×荒木飛呂彦が語る、あの時代の“熱すぎる”裏エピソード

[2017年09月13日]

荒木はトーク開始早々に原から「若さの秘訣はなんですか?」といじられていた

荒木先生はトーク開始早々に原から「若さの秘訣はなんですか?」といじられていた

今回のジャンプ展は多数の貴重な原画が展示されているのも見どころだが、執筆作業の話題に移ると、荒木いわく、編集者に他作品の原稿を見たいと頼んでも、それぞれの編集者が作家を非常に大事にしているため見せてもらえなかったという。やむなく、編集部の机に置いてある原稿を盗み見たりしていたそうだ。そんな中、原の原稿を目にした時の印象をこう語る。

「原先生のアシスタントが僕のところに来てくれていたことがあって、彼が原先生の生原稿を持っていて…。タッチをどういう方向から入れているのかわからないんですけど、とにかく迫力があって美しくてね!」と当時の疑問を口にすると、それに原が「僕は原稿を廻しながらペンを入れていくんです」とタネ明かしするひと幕も。

さらに、荒木がペンだけで革ジャンの質感が見事に表現されていることを絶賛すると、「質感にこだわって、まるで点描のようにだんだんエスカレートしていきましたね。で、ある時『週刊連載しているのにこんなことしていて…』と我に返って」と、自身のこだわりと週刊連載という過酷なスケジュールにおける当時の葛藤を吐露した。

そこから話は時間をさらに遡(さかのぼ)り、初めて原稿を持ち込んだ時の思い出について述懐。ふたりとも、持ち込みを申し込む電話を取った編集者が、そのまま初代担当になったのだという。その後、荒木が編集部に出向いた時の恐怖体験を語る。

「まだこっちは10代だったから、編集者はとても恐ろしい存在でした。一番怖かったのは、とある編集者が持ち込まれた原稿をチラッと見て、『あ、こういう原稿は見たくない!』と言い放ったのを目撃した時…。「せっかく描いたんだから、せめて最後まで読んであげなよ~って思いましたね(笑)」。

一方、原も持ち込み時代に壮絶な体験をしている。「高校2年生の時の作品が編集部で最終選考に残ったんですが、ある編集者から『ゆでたまご先生は高校生で「キン肉マン」描いてるんだよ? 17才にもなってこんなもの描いてちゃ遅いよ!』って言われてね。連載を始める時も猛反対する人がいて、堀江さんが大ゲンカしたんだって」と告白すると、会場に驚きのざわめきが走る。

そこへ、すかさず荒木が「アイドルみたいですね。16、17じゃもう遅い!みたいな」と突っ込み、笑いに包まれた場の空気は和らいだ。

こうして、当時の「ジャンプ」では作家だけでなく編集者も強烈な個性を放つ存在であり、また互いにライバル関係にあったことがわかるが、原からはこんなエピソードも…。

「喫茶店に入ったら、先にゆでたまご先生が打ち合わせをされていて。そしたら堀江さんが『おい、出ようぜ!』って。まるで僕とゆで先生が仲悪いみたいじゃないですか(笑)。作家同士は仲いいのに!」…これこそ、まさに熱血漫画の1シーンのよう!?

また、荒木が「自分で描いていて『傑作だ!』と思う話がアンケートで人気なかったりすると、『敵(他の掲載作品)はすげえんだなー!』と思いましたね。当時のジャンプは鳥山明先生がいて北条司先生がいて…っていう圧倒的なラインナップだったじゃないですか。その中で描いていく醍醐味(だいごみ)がありましたね」と80年代のジャンプの凄味を語った。

その荒木の発言を「かわいい!」と茶化した原だったが、「僕はずっと、死ぬほど漫画を描いて暮らしていきたいと思っていましたから、その夢が叶った」と真面目なコメント。もっとも、「でもそのあと、死ぬほど後悔しました」とオチをつけるのは忘れていなかった。


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