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南米王者・チリ代表はW杯ロシア大会に出場できるのか…懐かしの“ササ(ZA-SA)コンビ”で思う、注目する理由

[2017年09月18日]

チリ代表といえば…懐かしのFWについても語った宮澤ミシェル氏

サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第13回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど、日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したこと、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回のテーマは、W杯最終予選で出場権をかけて戦っている現在の南米王者・チリ代表。欧州のビッグクラブで躍動する一流選手たちについて分析する。

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サッカーW杯最終予選は南米で激戦が続いているが、南米王者のチリは現在6位と予想外の苦戦中。10月5日の試合に注目だ。6月のコンフェデレーションズカップでチリ代表を現地で見たが、南米選手権を2015年、2016年と連覇した理由がよくわかった。

アーセナル所属のFWアレクシス・サンチェスが28歳、バイエルン所属のMFアルトゥーロ・ビダルが30歳、ベジクタシュ所属のDFガリー・メデルが29歳と、主力選手は脂がのっていて今がピークだ。

例えば、コンフェデのオーストラリア戦で見せたサンチェスのパフォーマンスは、肉体が少しでも衰えたら、とてもできはしないだろうと思うほど、その瞬発力は凄まじかった。急激にスピードを上げてスプリントして、急ブレーキで止まる。普通あんなに急発進・急停止をやったらすぐにバテるし、もし1試合体力が持ったとしても、あれを何試合も続けていたら肉体が悲鳴を上げておかしくなってしまうはずだ。

それだけのハードワークができるのは、日頃から鍛えていることがもちろんあるだろうけど、生まれ持った特別な体の強靱さもあるのだろう。

加えて、ひっくり返るのもうまい。身長は168cmほどと大きくはないけれど、タックルして転んだり、DFともつれ合ったりした時に太ももに相手の膝がぶつかっても、平然と起き上がって走り出す。きっと瞬間的に急所からは外しているのだとは思うが、そういうところから「バルセロナでプレーしていただけのことはあるな」と妙に感心してしまった。

ビダルはモヒカンのいかつい見た目の通り、何を考えているのかちょっとわからない選手だ。プレースタイルは、相手がケガをしたり、イエローカードを受けるのではと心配になるほど激しく当たる。それなのに、自分がファウルを受けると審判に激しく抗議して詰め寄る。そうかと思えば、ポジションに戻るとすぐに冷静さを取り戻している。

中盤で相手のボールホルダーを確実につぶし、ピンチの芽は体を張って未然に防いでいく。なおかつ、最前線にまで顔を出して、ゴールチャンスも作る。さすがだと唸ってしまうプレーを随所に見せてくれた。


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