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リフォームといえば“悪徳”のイメージを払拭するーー赤字仕事も全力で!のさくら住宅とは…

[2017年10月01日]

神奈川県に4店舗を展開するリフォーム会社「さくら住宅」。電球交換など家の小さな困り事も引き受け、黒字経営を継続。地域住民からも愛されている

ニッポンには人を大切にする“ホワイト企業”がまだまだ残っている…。連載企画『こんな会社で働きたい!』第12回は、神奈川県横浜市のリフォーム会社「さくら住宅」だ。

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横浜市栄区の桂台地区は約4千世帯が暮らす戸建て住宅地だが、その5軒に1軒は家のリフォームに「さくら住宅」(1997年創業、社員数50人)を利用している。同じ桂台に本社があるということ以上に、絶対的に信用できるからだ。

丁寧な工事は当然として、リフォーム終了後も会社と住民との関係は途切れない。年賀状や暑中見舞いはもちろん、挨拶回り、一流料理が食べられる廉価のクリスマスパーティーへの招待、会社が毎年企画する国内旅行や海外旅行には4人の社員が同行し、費用の一部も負担する。わずか数千円にしかならない修理にも気軽に応じる。

二宮生憲(たかのり)社長や福田千恵子常務は、客の高齢者が他界した時、家族から「あなた方は特別」と家族葬にも参列させてもらったほどの信頼を得ている。

悪徳リフォーム業者は論外だが、少なからぬ業者は工事終了と同時に客との関係は切れる。もちろん数千円の仕事などペイしないから受けない。

さくら住宅にリフォームをしてもらった客はさくら住宅に惚れる。そして株主になり、さくら住宅を支える。企業と住民との理想的ともいえるこの関係性はどうやって形成されたのだろうか。

二宮社長は20年前にさくら住宅を創業するまでの28年間、3つの住宅メーカーに勤務していた。その3社に共通していたのは「とにかく売り上げだ」との収益優先主義だった。

ひとつ目の会社には厳しいノルマがあった。達成できない社員は退職を迫られ、自己都合という形で解雇されていた。そこで、二宮さんは自身を含め仲のいい4人の社員で新しい会社を立ち上げ、当初はうまくいっていたという。

ところが、社長が麻雀に明け暮れるほどに仕事をしなくなった。しかも、歳暮や中元を堂々と自宅に持ち帰るなど「それはダメだ」と進言しても改まらなかった。そして、二宮さんを除く社員がみんな辞めた。自身が辞めなかったのは、役員だったことと仕事が面白かったからだ。

だが、「この会社は潰れる」と予想。当時、木造住宅の普及を進める日本木造住宅産業協会に会社を代表して参加していたが、ここに出入りすることでいろいろな会社から「ウチで働いてくれないか」との声がかかるようになる。


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