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情報戦争の時代に日本でも大量拡散! 兵器化された「インターネット・ミーム」とは?

[2017年10月12日]

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兵器化された情報をより効果的に利用したのは、ISのテロリストたちだったと語るモーリー氏

『週刊プレイボーイ』本誌で「モーリー・ロバートソンの挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが英語圏で破壊力をもつインターネット・ミームが、政治的に悪用されていることについて語る!

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近年、世界中で「兵器化(ウェポナイズ)」された情報が社会を蝕(むしば)んでいます。その象徴が、英語圏などですさまじい破壊力を持つに至ったインターネット・ミーム(以下、ミーム)。写真やイラストにコメントを加え、ネタとして楽しむものだったミームが、最近は巧妙に“味つけ”され、フェイクまがいのニュースなどと組み合わせて政治的に悪用されています。

昨年の米大統領選挙でドナルド・トランプが旋風を巻き起こしたのも、ミームの威力と無関係ではありません。彼を後押しした極右政治ムーブメント“Alt-right(オルトライト)”は、もともとなんの政治性もなかったカエルのイラストを勝手にシンボルに仕立て、様々な政治的主張と組み合わせてミーム化することで人々の潜在意識へより深く浸透したといえますし、トランプ大統領本人もツイッターでしばしば趣味の悪いミームをリツイートし、支持層にアピールしています(今年7月には、敵対している大手放送局CNNのロゴをトランプがタコ殴りにするミーム動画を堂々とリツイートしていました)

単なるネット上の画像に、そんな破壊力があるのか? そう疑問に思う方も多いでしょうが、実は2005年の時点で、米海軍司令部の中佐がミームの軍事利用を提案する論文を発表しています。いわく、敵のイデオロギーを敗北させ、敵方の非戦闘員の意見を自分たちに好意的な方向へと導くために、“Meme Warfare Center(ミームウォーフェアセンター、ミーム戦司令部)”を設け、戦略的にミームを利用すべきだ、と。実際、その翌年にはDARPA(米国防高等研究計画局)がミームの軍事利用に関する研究を行なうと発表しており、ペンタゴン(米国防総省)は当時から来るべき情報戦争の時代に備えようとしていたのでしょう。


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